琉球の国家祭祀制度―その変容・解体過程

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琉球の国家祭祀制度―その変容・解体過程

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  • サイズ A5判/ページ数 320p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784990487904
  • NDC分類 163.9
  • Cコード C3039

内容説明

16世紀の尚真王時代に成立した聞得大君を頂点とする琉球の国家祭祀制度=ノロ制度と、それが島津侵略後しだいに変容し、「琉球処分」後は近代天皇制の宗教とのせめぎあいの中で、更なる変容を強いられ、やがて解体されていく過程を、これまであまり注目されなかった史料を駆使して跡づけた力作。「琉球処分」から130年―改めてその歴史的意味を問う。

目次

序章 琉球の国家祭祀制度の変容・解体過程研究の意義
第1章 琉球国の国家祭祀制度
第2章 「琉球処分」と国家祭祀制度
第3章 石垣島の国家祭祀―二度にわたる変容過程
終章 川平の祭祀をめぐる記憶と伝承
付・川平の祭祀関連資料―「後田多朝吉ノート」抄

著者等紹介

後田多敦[シイタダアツシ]
1962年石垣島生まれ。神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士前期課程修了。専門は資料学の方法に基づいた琉球思想史、日本近代史。現在、雑誌『うるまネシア』編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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