内容説明
フード・コーディネーター、根本きこが海の近くの川沿いに見つけたカフェでもなくレストランでもない古くて小さな場所。そこはcoyaという名前になって、新しく、実験的で、そして懐かしい想いの詰まるネオ・フォークロアな場所に変わった。潤君の撮る写真と共に、coyaの隅々に巡らされた眼差しの全てを語り、紡いだ散文集。
著者等紹介
根本きこ[ネモトキコ]
フード・コーディネーター
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
D21 レム
2
「あなたが使っている電気は福島から送られてきているものです、という言葉を聞けば、とんだ長旅しやがって、というふうに気遣ったりしてみる」と2004年。根本さんが原発事故のあとに沖縄に引っ越しまでした理由は、野菜を干したり自然と密着した生活をしていたからなんだとわかる。仕事を終えて「時間の流れの回転数をLOWに合わせる」。まさに散文詩集!生活はこんなふうに楽しい、と思えて幸せになってくる本。2012/12/06
夏月
2
coyaにまつわる言葉に対する想いを写真と言葉で綴る。短い言葉が、一編の詩の様に美しく響いてくる2009/09/10
miho
1
旅、夜、それにまつわるゆるやかな人々の静かな物語。2016/03/09
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