内容説明
誰かに「やりなさい」と言われたことをやるだけでは、おもしろくない。自分がおもしろそうだからやるのだ、という心をもったほうがいい。自分の可能性を知ることがおもしろい。
目次
第1章 アマゾンイカダ漂流も北米横断マラソンもする世界一周ライダー・坪井伸吾(中学生の自分には、和歌山市が世界のすべて;高校時代はヨットに専念 ほか)
第2章 恐竜化石を発掘調査するウルトラランナー・三輪主彦(エジプトの西部砂漠で恐竜化石を探している;恐竜はマングローブの葉を食べたのだろうか? ほか)
第3章 自転車で36万キロを走破した放浪サイクリスト・埜口保男(運動オンチだが、地理だけは得意な少年時代;初めて自分の意思で動き出す ほか)
第4章 足かけ32年、少数民族・カラーシャのもとに通い続ける旅人・丸山純(あこがれのチトラルへ;洞窟探検と読書に熱中した中・高生時代 ほか)
第5章 シルクロード9374キロを単独走破したジャーニーランナー・中山嘉太郎(子どもながらも立派な“ウォーカー”;初めての富士山登山 ほか)
著者等紹介
三輪主彦[ミワカズヒコ]
1944年9月24日、大分県生まれ。東京都立大学山岳学部卒。73年から2002年まで都立高校教員(地学)。78年、トルコのアンカラ大学に留学したが、3日目にして戒厳令が敷かれ大学閉鎖。それを機にトルコ全土を10か月で回る。91年、初めて恐竜の卵の化石が発掘されたことで名高いモンゴルのゴビ砂漠で、モンゴル科学アカデミーの発掘調査に参加。その他にも、エジプト西部の砂漠やトルコ・エーゲ海の遺跡調査、アラビア湾岸ムバラス島、エクアドル、ミャンマー等におけるマングローブの植林にも参加している
丸山純[マルヤマジュン]
1955年6月27日、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。大学を休学して、78年8月に初めての海外の旅に出て、パキスタン北部のチトラル県に住む「カラーシャ」という少数民族の村に滞在。卒業後、会社員として2年半勤務するが、カラーシャへの思いが絶ちがたくなり退職、82年12月から83年6月にかけて半年間滞在する。その後は、日本で広告や編集の仕事を続けながら、毎年のように数か月ずつカラーシャの村を訪れて、伝統文化を写真や録音で記録するようになる
中山嘉太郎[ナカヤマヨシタロウ]
1957年2月16日、山梨県生まれ。金沢大学薬学部、同大学院薬学修士課程修了。20代よりトライアスロンに取り組み、85年宮古島トライアスロン完走。第6回植村直己冒険賞受賞。地平線会議報告者
坪井伸吾[ツボイシンゴ]
1963年6月19日、和歌山県生まれ。同志社大学文学部社会学科卒。大学2年のときバイクで日本一周して以来旅に取りつかれ、96年までバイクで世界一周。地平線会議報告者
埜口保男[ノグチヤスオ]
1958年2月13日、茨城県生まれ。98年、放送大学卒。06年、放送大学修士修了。精神科看護師。2009年からは救急隊養成のため千葉県消防学校勤務。19歳の夏休みに実践した北海道サイクリングがあまりにも楽しかったために、自転車のとりこになる。23歳から5年10か月をかけて、さらに34歳から1年2か月かけて、世界を走る。以後はサラリーマンを続けながら、1週間単位の海外サイクリングを楽しむ。02年、『みかん畑に帰りたかった』にて小学館ノンフィクション大賞受賞(03年小学館刊)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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