内容説明
「本の虫」の女子大生が運動不足解消に始めたカラテとの出会い、格闘技の面白さ、強くなることの歓び、やがて「世界一強くなる」という夢に向かっての稽古の日々、悲願の世界制覇までを達意な文章で綴ったスポーツノンフィクション。
目次
極真空手入門
私は弱い
敗北に学ぶ
勝つことの喜び
強くなるためのトレーニング
世界一強くなりたい
悲願の世界制覇
著者等紹介
江口美幸[エグチミユキ]
1972年3月28日、長野県伊那市出身。96年1月に米国ニューヨークで初めて開催された第1回女子世界大会に出場。同年9月に全日本優勝。97年世界ウエイト制、第2回世界大会、99年と00年アメリカズカップと計4度もポーランドの宿敵エワ・パウリコスカ選手に惜敗。01年第3回世界大会で遂にエワを下し、悲願の初優勝。157センチ、55キロ。極真会館城西国分寺支部所属、初段
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感想・レビュー
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りちゃ
6
一言、凄い!人生、何がきっかけでどう変わっていくか、わからないものだ。チャンピオンになるために、強くなるために、空手の稽古をひたすら行うのではなく、色んな要素を取り入れていることに驚いた。「人間は、何故?がわかれば、行動できる」か、ほほー。江口さんの姿勢、「勝って兜の緒を締めよ」といったところだろうか。これって、やっぱり強くなる秘訣だろうな。空手女子の世界を楽しく垣間見ることのできる一冊。2016/10/14
とんきち
2
サクッと読了。2025/03/16
とむ
1
不登校だった私が「よし、格闘技しよう」と思うきっかけになった本。普通の(むしろ普通じゃないくらいの)文学少女が、どんどん空手の世界にのめり込んでいく様子が面白い。えー!?そこまでやるか?ってとこまでやる。そして世界一に!練習方法や理論、メンタル管理の点まで実践的に使える。ユーモアもあって面白い文章も魅力的。男性社会な極真の中で、試行錯誤しながらやっていこうとする姿に勇気付けられる。くじけそうな時は何度でも読んでしまう。女性はもちろん、男性が読んでも楽しいと思う。
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