スタンド・ブックス<br> 家から5分の旅館に泊まる

個数:
電子版価格
¥2,090
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

スタンド・ブックス
家から5分の旅館に泊まる

  • スズキ ナオ【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 太田出版(2024/08発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 38pt
  • ウェブストアに18冊在庫がございます。(2025年05月04日 05時46分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 337p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784778319601
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

行き先は何も遠い地に限らない。近所の旅館やビジネスホテルにも、知らない世界が広がっている。

執着を解き放ち、自分の輪郭を失くしながら歩く知らない町。人に出会い、話を聞く。言葉に出会い、考える。それでもこの世界をもう少し見てみたいと思う小さな旅の記録。
話題作『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』でデビューし、今「最も注目すべき」書き手であるスズキナオ、初の旅エッセイ集。前向きな言葉、大きな声に疲れているすべての人へ。

今の疲れ果てた自分でも読めるような、むしろ、こんなときだから読みたくなるような本はないものだろうか……書棚をもっとよく探せば見つかったのだろうけど、そのときは体力もなく、まばゆく見える本ばかりが並ぶ書店をよろよろと出ての帰り道、暗くて静かな旅行記を書こう、と心に決めたのだった。大好きな『つげ義春日記』の、あの雰囲気が念頭にあった。(中略)旅先で出会う何かに心が癒されるとか、元気になるとか、そんな自分勝手なことを期待しているわけではなく、知らない土地を歩くことで、そのあいだだけは、自分自身のことを考えずに済むのかもしれない。ただ、見ているだけ、聞いているだけ、歩いているだけの存在になれるような気がするのだ。そしてその行き先は何も遠い地に限らない。近所の旅館やビジネスホテルにも、知らない世界が広がっている。(「まえがき」より)

内容説明

『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』でデビュー、今最も注目すべき書き手、スズキナオ初の旅エッセイ集。前向きな言葉、大きな声に疲れているすべての人へ。

目次

1 よく知っている町の知らない夜(蔵前のマクドナルドから;上を向いて有馬温泉を歩く ほか)
2 こういう時間がたまにあってそれに支えられて生きている(犬鳴山のお利口な犬と猫;暑い尾道で魚の骨をしゃぶる ほか)
3 こんなに居心地のいい店がなくなってしまう未来(予備校の先まで歩くときがくる;“同行二人”を思いながら野川を歩く ほか)
4 未来の自分が乗った飛行機が残していく雲を今の自分が見上げている(熱海 夜の先の温泉玉子;今日もどこかでクソ面倒な仕事を ほか)

著者等紹介

スズキナオ[スズキナオ]
1979年東京生まれ。フリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』を中心に執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

147
初めてのスズキナオさん。タイトルに惹かれて・・あら、あらら・・好いんじゃないでしょうか。旅のエッセイ集なのだが「旅」と構えてない感じが読んでいて心地よく、沢山の白黒写真がこれまた好い。月に一度どこかへ旅するのは大変だったらしいが「自分を捨てるようにして」はどうなのか置いといて、行ってみたい場所や食べてみたいラーメン(その他諸々)がいっぱいあって毎日少しずつ楽しい読書だった。2024/10/18

tetsubun1000mg

36
パリッコさんと共著の「”よむ”お酒」以来2冊目の本。 前作でも川べりでキャンプチェアに座って缶チューハイを飲むシチュエーションで自然体だったなあ。 今回も「家から5分の旅館に泊まる」ときた。 東京出身ながら大阪暮らしのライター生活らしいが、結構本も出しているようだ。 どれも脱力系のタイトルなのだが、筆者の文章も駅や温泉を選んで自由に歩き回って渋そうな食堂や居酒屋にはいる。 地元の古い店で食べて飲んで、店や町の昔の話を聞き出しているのがいい感じになっている。 自分ではこんな旅はしないと思うところが面白い。2024/09/13

阿部義彦

32
パリッコさんとの共著で同じ太田出版のスタンドブックの『ご自由にを持ちください~』を出したじゃない方のスズキナオさんの単著です。つげ義春さんの『つげ義春日記』を目指して、思いつきもしくは、その場しのぎのこじつけで行先を決めて、温泉と銭湯を鍵に旅をする気ままな旅行記。読書家の様で城崎温泉で志賀直哉を熟読したり、坂口恭平の美術館での展覧会を見に熊本まで赴き、橙書店によって田尻久子さんから本を買ったり、京都で柴崎友香さんに名前まで入れてサインして貰った『続きと始まり』(私も最近読了した)を読んだり、良かったです。2024/08/21

金吾庄左ェ門

29
旅とそれに関連した食のエッセイで、どことなく東海林さだおを彷彿とさせます。違いと言えば東海林さだおは目的を持ってハキハキと動きますが、著者は目的を持ってもユルユルと動き、場合によってはせかされるように動きます。始まりはややネガティブな感じなのですが、飲むなと言われているのに頻繁に缶チューハイや甲類焼酎を飲んだり、行く先々で見知らぬ人と馴れ馴れしく会話したり、何かと友人が登場したりと、ギアを上げて行くようにテンションも上がっていきますので、むしろ読んでいるうちに楽しくて前向きな気分になると思います。2024/09/15

onasu

24
著者初読みのこちらは、タイトルに惹かれて手にしたところが全くの想定外。てな訳で、とりあえずといった体で頁を捲っていったが、これも想定外、ナオさんの旅がじわじわとしみてくる。  何が好い、てほぼ思いつきで多くは近場(大阪から)に出掛けるが、そこに力みがないのが好い。よさげな場所があれば缶酎ハイをカパッと、よさげな店があれば、そこでも一杯。温泉や銭湯も好きなようで梯子をしたりも。  あえてお気に入りを上げれば、タイトルの編とワーケーション的に熱海に滞在する編か。他の著作も目についた折に捲ってみるとしよう。2024/10/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22053458
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品