内容説明
「日本人は12歳の少年くらい」と評したのはマッカーサーだった。その後、先進国入りした日本だが、はたしてどこまで成長したと言えるのか?スウェーデン在住の社会心理学者が、「同一視」「操作動機」2つのキーワードを軸に折々の大衆心理を読み解きながら、戦後日本の社会と文化のありようを明らかにする。
目次
第1部 大衆心理で読み解く日本の戦後(敗戦の痛手;攻撃者との同一視;同一視を反映した日本の文化;高度経済成長と先進国日本の誕生)
第2部 幼児化する先進国の大衆(先進国社会の共通心理;自己中心の人間;操作したがる人間;先進国の大衆文化)
著者等紹介
北原惇[キタハラジュン]
本名は北原順男。1961年モンタナ大学卒業(人類学と社会学の二専攻)。1968年ウプサラ大学修士課程修了(社会学専攻)。1971年同大学博士課程修了(社会心理学専攻)。同年哲学博士号を受ける。ミシガン大学、サンフランシスコ大学、ニューヨーク州立大学(バッファロー)などでの教職、研究職の後、1997年までノーデンフェルト研究所(スウェーデン、イェーテボリ市)主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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