感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
保山ひャン
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2021年東京でアンドロ・ウェクアとの二人展も開催されたリタ・アッカーマン。現在の作風はかなり具象から抽象に寄っているようだが、本書ではサーストン・ムーアのジャケットアートに見られるような、少女の姿を描いている感じ。この頃からリストカットやコラージュと言った、「切るアート」は顕著にあらわれている。日記も翻訳されていたが、その中でウィトゲンシュタインについて書いた一節を。「アートに関しては、沈黙を保つのが良策だ。アートについて何かを語ることは何も語っていないのと同じことである。(本当にびっくり!)」!2021/08/05
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