内容説明
ずっと、ずっと、遠い、遠い昔の、中国のお話。黄河という大きな川の上流に急な流れで水がしぶきをあげ、音を立てて、滝のような勢いで流れている、龍門というところがあった。そこは、とても、魚が登れるようなところではなかった。けれども、その龍門を、天に昇るように元気に泳いで登っていった鯉がいた。その強い鯉は、やがて、龍に変身して天に昇り、人々の夢や願いをかなえる、立派な龍になったという。
著者等紹介
岡坂拓造[オカサカタクゾウ]
1944年兵庫県に生まれる。1968年鳥取大学教育学部卒業。1968年4月~2005年3月兵庫県内の小学校に勤務。その間、豊岡市立田鶴野小学校校長、城崎郡竹野町立竹野小学校校長、美方郡浜坂町立居組小学校校長、美方郡浜坂町立浜坂西小学校校長を歴任。2005年4月~2006年3月浜坂町立加藤文太郎記念図書館長
山本和代[ヤマモトカズヨ]
滋賀県生まれ。光泉高等学校卒業後、立命館大学理工学部機械工学科へ進学。卒業後は仕事を持ちながら絵の勉強を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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