感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キラ@道北民
26
小三の娘が絵を見て借りてきた本。一緒に読んでみると風刺のきいた子供にはブラックな童話集。1947年刊行本を改めたものだそうで、当時どんな想いで子供たちはこの本を見ていたのか想像したが、楽しんでいたかは疑問。象が崖から落とされたり、猿が押しつぶされたり現代の子供たちにはシュール過ぎるかな?2019/01/08
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
絵童話とあるだけあって、コマ割りになったおはなしが7話。なかなかのシュールさと思っていたら、ブラックじゃないですか(;^_^A でも面白いわ。『 ぞう ルワジイ のついらく / やぎの おいしゃさん / つぶれてしまった くま と さる / ちいさいリボン おおきいリボン / 山ねこ ボンシイク ちょろ ちょろ こりす やま の りす / よいこ に ごほうび 』 ちょろちょろこりすのリズムある文章が良かった。2021/03/12
のこ
8
動物たちの物語。短編で7つ入っています。和やかに終わる話もあれば衝撃的な話も。初っぱなから背筋がぞわぞわしました(ちなみに、こちら児童書です)。はんこのような可愛い挿画と、ややショッキングではありますが読みやすいお話。このお二人の作品『ねずみ花火』も読んでみたいです。2013/11/15
菊蔵
6
表紙がかわいかったので衝動的に借りてみました。寝る前に娘に読み聞かせてみたらビックリ。今の絵本や児童書にはあまりみられないであろうショッキングな内容と突き抜けたオチてんこもりで、ショートショートなお話しが終わる度に娘が目を丸くして「……」となっていました。(私も「これでおわりかい!」と独り言を言ってみたり(; ・`д・´))出版された時代にもよるのでしょうが、すごいなあ…。創作の自由さにあふれている。中でもトーンがちょっと違う、リスのお話が普遍的で切なくて時々思い出しては味わっています。2017/01/10
Midori Matsuoka
4
表紙のイラストに惹かれて読む。内容は昔話のような、寓話のような。1話目の「ぞうルワジイのついらく」が現代だったらないようなルワジイのいじわるぶりと因果応報な結末なので、やさしいお話だけ読みたいヒトは読まない方がいいかもです。 風刺が効いている、のかなあ。私個人としては絵を楽しんだ、というかんじです。2019/07/25