スレイヴ―パソコン音痴のカメイ課長が電脳作家になる物語

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スレイヴ―パソコン音痴のカメイ課長が電脳作家になる物語

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784939015144
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0004

出版社内容情報

大阪の中小企業で、課長になったばかりの亀井遠士郎は郊外に家を新築したのだが、妻と娘の反対で、書斎を持つことを許されなかった。このため亀井は、部下の薦めで手のひらに乗る小さなパソコンを買った。それを書斎にしようというのだ。
亀井が書斎を持とうとしていたのは、マスコミで活躍している大学時代の同級生・ジェリィ平賀をギャフンと言わせる、本質的で普遍的な何かを書くためだった。
小さなマシンは亀井の生活に弾みを付けた。そいつを使って、亀井は電脳回廊を駆け回り、GNUやグーテンベルグ計画などを知り、だれもが情報の奴隷になっている現状に気付いていく。
息つく間もないストーリー。まるでRPGのキャラのように、亀井はコンピューターから経済、生物学、ジャーナリズム、文学、法律、歴史、哲学、思想という各種アイテムでパワーアップされてゆく。抱腹絶倒のコメディ、怒涛のカンフーアクション、疑惑と裏切りのサスペンス、耽美なロマンス、美しい家族愛…。あらゆる要素を凝縮した深い内容と、最後に待ちかまえる大ドンデン返し!『ソフィーの世界』より勉強になり、『百年の孤独』ほど難解でなく、『アルジャーノンに花束を』より涙を誘い、『アンドロイドは電気羊の

はじめにお読みください

ACT 1●とくにジャンルはない
ACT 2●マネドスで復習どす
ACT 3●陰謀
ACT 4●テキストファイルとマグレップ
ACT 5●妻はコピーが嫌い
ACT 6●陰謀ふたたび
ACT 7●電脳回廊は複写の渦
ACT 8●兵隊アリの独り言
ACT 9●モンド救出作戦
ACT10●機械の愛・情報の夢

あとがき
本当のあとがき
謝辞
本当の謝辞

『スレイヴ』をお買い上げのお客様へ

本書はわたしにとっていろんな意味で「挑戦」でした。
 ひとつは、現行の著作権法の運用についての挑戦です。職業作家が命を削って書き下ろした名作も、役所の発表データをもとに居眠り半分に書かれた新聞記事も、著作物として同列に保護されているのはおかしい。大枚はたいて買ったソフトウエアのパッケージを破った途端に発生する使用許諾権契約なんて納得できない。一方、学者たちの発見や証明のたぐいは、なんら保護されない・・。そんな数々の疑問から、執筆は始まりました。
 もうひとつは、とらえどころのない情報と人間への挑戦です。
 かつて米西海岸でカウンターカルチャーを担った人たちは「情報は自由になりたがっている」と叫びました。情報を自由にするという考えは、わたしも賛同します。しかし、一歩引いて考えると、人間そのものも情報と言ってもいいのではないでしょうか。人間とはなにか。手足をもがれても、人間は人間です。手足どころか胴体を失っても、人間は人間です。人間を人間たらしめているのは脳です。そして脳というのは回路=ネットワークのようなもので、そこには膨大な情報が詰め込まれています。一人ひとりの脳に詰まった情報は、先人たちから営々と受け

(たぶん)日本ではじめてのドネーションウェア(原稿料は寄付だけ)小説。著者はこのテキストを無料で公開しました。それをポット出版が編集・出版。定価に印税を含んでいないので、気に入ってくれた人は、直接、郵便振替などで寄付してください

内容説明

大阪の中小企業で、課長になったばかりの亀井遠士郎は郊外に家を新築したのだが、妻と娘の反対で、書斎を持つことを許されなかった。このため亀井は、部下の薦めで手のひらに乗る小さなパソコンを買った。それを書斎にしようというのだ。亀井が書斎を持とうとしていたのは、マスコミで活躍している大学時代の同級生・ジェリィ平賀をギャフンと言わせる、本質的で普遍的な何かを書くためだった。小さなマシンは亀井の生活に弾みを付けた。そいつを使って、亀井は電脳回廊を駆け回り、GNUやグーテンベルグ計画などを知り、だれもが情報の奴隷になっている現状に気付いていく。息つく間もないストーリー。まるでRPGのキャラのように、亀井はコンピューターから経済、生物学、ジャーナリズム、文学、法律、歴史、哲学、思想という各種アイテムでパワーアップされてゆく。抱腹絶倒のコメディ、怒涛のカンフーアクション、疑惑と裏切りのサスペンス、耽美なロマンス、美しい家族愛…。あらゆる要素を凝縮した深い内容と、最後に待ちかまえる大ドンデン返し!『ソフィーの世界』より勉強になり、『百年の孤独』ほど難解でなく、『アルジャーノンに花束を』より涙を誘い、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』より切なく、『人間失格』より元気が出る。小説のスタイルを取りつつ、面白くてタメになる現代人必読の文明批評と言えよう。

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