内容説明
「ああ、自分はまだまだわかっていなかった。病気にならなければ、大事なことを知らないまま死んでいっただろう…」最後にたどり着いた、澄み切った境地。
目次
第1章 淡々と生きる
第2章 運命の構造
第3章 魂の話
第4章 悩み苦しみをゼロにする
第5章 すべてを味方にする
第6章 病を得てわかったこと
著者等紹介
小林正観[コバヤシセイカン]
1948年東京都生まれ。中央大学法学部卒業。学生時代から人間の潜在能力や超能力に興味を惹かれその研究に専心する。2011年10月12日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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すしな
36
154-22.小林正観さんは、勝手に大御所という感じがしていたので敬遠してたのですが、思いの外読みやすかったです。そして世代も勝手に明治か大正だと思っていたのですが、戦後の団塊世代だったんですね。今まで何冊かスピリチュアルな人の本やコラムを読みましたけど、そのへんで書かれていた内容がほとんど網羅されていましたね。霊感商法とかカルトとかとスピリチュアルの境目って曖昧だと思っていたのですが、ブッダがアーナンダに言ったように、自分をよりどころとして生きるという自灯明を教えるか否かの違いかなと思いました。2022/11/04
ぱんにゃー
26
正観さん。私がこの一年一番多く読んだ著者です。『目にうつる全てのことはメッセージー♪』(ユーミンさんの40年前の歌詞)。合う本 合わない本、楽しい事 理不尽な事がいろいろありました。「それらのメッセージを淡々と受け入れる」と、毎日の有難さに気づく。のかもしれない。 一年間ありがとうございました。2013/12/31
左端の美人
17
「悟りとは、平気で死ぬことではなく、平気で生きることである」つべこべ言わないで平然と生きること。淡々と生きること。「まずわたしの身体を通してからにしてください」もしかすると、自分が病気をしたり事故にあったりすることは、ほかの人のマイナス部分を受け止めてその一部を肩代わりすることによって、友人たちの心配事を少なくしているのかもしれません。愛すべき友人たちの一部を自分が負担すると考えたら、自分の病状が少しくらい悪化したってかまわないそのことを受け入れたら従来のレベルとはまったく違う話になってきます。ありがとう2018/08/02
ひと
17
妻から拝借、初めての小林正観。輪廻、子育て、般若心経、空海、天皇陛下のエピソードに、思った以上に読後爽やか。本書の淡々と生きることと、よくある自己啓発本の明確な目標設定に向けてタスクをこなすこととの整合性がまだ見えない。矛盾しているようでも、きっとどこかで繋がっていると思うのだ。講演も聞いてみたかったな…2015/02/14
cozy-koji
15
日々の生活の中でふと「淡々と生きよう」と思いまして、検索をかけると小林正観さんのこの本があることを知りました。これも何かの縁と思い一通り読みました。 自分の人生は決まっているのだからジタバタせずに淡々と生きてみよう、と言う内容の本でした。空海や龍馬など具体的な人物を挙げ、どういうところが人を惹きつけるのかなど参考になる部分が沢山ある本でした。常に「うたしやき」を基に物事を考えると言うのも素敵な教えでした。小林正観さんの最後の作品、読ませていただきありがとうございました!2022/11/13