内容説明
編者は、児童館・学童保育の理論と各々の地域でのあり様を追求してきました。その中で、さらに現代的課題に応え、魅力ある児童館・学童保育をつくり上げていくためには、その利用者である子どもと親、地域の人びと、専門的職員(児童指導員)のトライアングルによる共同作業、共生的な自立ネットづくりが重要であることが分かってきました。そこで、本書では、過去にとりくんだ研究の成果をふまえつつ、児童館・学童保育の社会的“共生”、いいかえれば、個の自立・自律と共生・ネットワーク化のあり様を求めて、編み上げました。
目次
1 つくり育てる職員実践のネットワーキング
2 つくり育てる親・市民運動のネットワーキング
3 児童福祉法改正と地方版エンゼルプラン
4 子育ち支援―それぞれのアプローチ
5 政策動向の変容と今後の課題