内容説明
タイの河と森を舞台に、家族と一頭の象を愛する象使いの男の生きる姿を通して、人生の意味と価値を追求した東南アジア文学賞受賞作。
著者等紹介
ニコム・ラーヤワー[Nikom Rayawa]
1944年タイ国スコータイ県生まれ。タマサート大学経済学部在学中から文芸グループ活動に参加し、詩や短編小説を書き始める。バンコクで外資系石油会社に勤務の後、地方各地で様々な仕事に携わる。現在はヤシ園芸業等を営む傍ら、作家活動を行う。主な発表作品に長編小説「オオトカゲと朽ち木」、短編集「樹上の人」がある。「ヨム河」で’88年度東南アジア文学賞(Sougheast Asia Write Award)受賞。本書は英訳、仏訳、独訳も出版され好評を得ている
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