目次
ノアの箱船探検
ジュラ紀の眠り
空洞の世界
発掘者の憂鬱
ビッグ・フット
黒犬獣の道
雲のオタマジャクシ
蛙のどしゃ降り
神々のバター
少女を狙う石
妖精の矢じり
聖母マリアの涙
小便小僧のいたずら
人間の蛍〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニミッツクラス
32
87年(昭和62年)の1300円の単行本初版。77年英出版で、アララトのノアの箱舟の残骸からスタートして56題を紹介。アララトに関しては73年にトルコ政府が入山禁止にしているが、その後どうなったのかなぁ。個人的にイヤな話はお約束の人体発火と落雷体質と時空の落とし穴。タタリ系の個々の心霊事象は含まれておらず、騒霊や念写などが少しある。妖精(ドイルも引っかかった?)は日本人にはピンと来ないね。お気に入りは地球空洞説とテレポート(笑。 学研のムーが好きな人には薄味ながら総説として手元に置きたい一冊。★★★★☆☆2022/08/16
白義
11
タイトル通り、歴史的文献もフルに活用した超常現象博物館といった趣の一冊。超常現象研究のパイオニア、チャールズ・フォートを継ぐ徹底的な事例収集からなる、その現象の多彩さとユニークさ、独創的な仮説の提出が面白い。ただし、信憑性や懐疑精神はピラミッドの呪いみたいに事実からしてデタラメだらけの記述や、創作としか言えないものもかなり混ざっていていまいち。それでも、エリアーデやユングといった宗教学や妖精とUFOの類似性を並べる民俗学的な考察、物質と人間の中間に位置する世界、幻象界を肯定する幻像論的世界観と見所も多い2011/12/08
澤水月
0
941002
石鶏
0
A