内容説明
仏教感化救済会から百年余の歴史をもつ菩薩行三徳・大乗山法音寺(日本福祉大学・社会福祉法人昭徳会の母体)。近現代宗教史、教学と実践、ハンセン病救済等から法音寺福祉の源流と展開を探る。
目次
杉山辰子とその教団―法華系新宗教研究史の「失われた環」の発見(研究対象の特定と問題の所在;杉山辰子―民間法華行者から新宗教の始祖・教祖へ ほか)
日蓮宗との関連でみる法音寺の教・信・行(法音寺始祖杉山辰子法尼の思想と伝道;法音寺開山日進上人の思想と伝道 ほか)
「仏教感化救済会」のハンセン病救療活動とその思想的背景(仏教感化救済会のハンセン病救療活動;救済会活動の思想的背景 ほか)
六波羅蜜と三徳(慈悲・至誠・堪忍)(布施=あなたは、何を与えることができますか?楽しい生き方―感謝;持戒=自分が決めたことを守ることができますか?守りきれない戒律「殺生」―つかずにいられないウソ ほか)
著者等紹介
西山茂[ニシヤマシゲル]
1942年生まれ。東洋大学教授(宗教社会学専攻)。東京教育大学文学研究科社会学専攻博士課程修了
小野文〓[オノブンコウ]
1948年生まれ。立正大学大学院博士課程修了。日蓮教学専攻。元立正大学助教授、元日蓮宗天龍寺住職。現在NPO「T・M良薬センター」理事長、群馬県栗須祖師堂堂守
清水海隆[シミズカイリュウ]
1952年生まれ。立正大学社会福祉学部教授(近現代仏教福祉専攻)。文学博士。立正大学大学院修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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