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目次
1 プロローグ
2 大町桂月の出雲人論
3 出雲風土論
4 敗北感の揺曳
5 桂月とハーンの間
6 石見人の気質
7 出雲人の気質
8 むすびにかえて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Keisuke Tanihana
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出雲。現在の島根県東部。中国地方と一括りにされますが、山陽と山陰とでは民情がかなり異なるようです。本書で出雲人は「地味で内向的、消極的で即応性がない」と、散々な言われよう。これは大体当たりで、山陽出身である私の経験上「付き合い方に戸惑う」人々であったりもします。他地域と孤立し、言語もかなり異なるという地理的要因も大きいでしょう。こうしたソフト的要因により「停滞」という社会的問題を抱えることになったのかもしれません。ちなみにハード面からは、阿部恒久『「裏日本」はいかにつくられたか』の分析が示唆に富みます。2013/05/14
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