瀬戸内文庫<br> 平清盛と宮島

瀬戸内文庫
平清盛と宮島

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  • サイズ A5判/ページ数 175p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784931524910
  • NDC分類 291.76
  • Cコード C0026

目次

ようこそ、世界遺産の島・宮島へ
宮島イラストマップ
厳島から見えてくる新たな清盛像―希代の有能な政治家、芸術家、そして演出家
平盛清の美学の結晶、厳島神社の海上社殿―全国一壮大で、秀麗な宮の地は元々陸地だった!?
厳島神社の文化財建造物一覧
厳島神社関係年表
神社本殿の各部名称
厳島神社コース―参道、海上大鳥居、社殿、回廊、能舞台など
厳島神社周辺コース―五重塔、千畳閣、上卿屋敷、大聖院、大願寺、清盛神社など
町屋通りと寺社コース―厳島合戦史跡、町屋、幸神社、光明院、宝寿院など
弥山本堂、霊火堂、三鬼堂、大日堂、幕岩、賽の河原など

著者等紹介

三浦正幸[ミウラマサユキ]
1954年生まれ。東京大学工学部建築学科卒業、工学博士(東京大学)。現在、広島大学大学院文学研究科教授。研究テーマは、日本建築史・文化財学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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chang_ume

5
建築史分野から広島「宮島」を概説。特徴としては、弥山にかつて集積した宗教施設群の遺構紹介だろうか。1991年台風19号による壊滅的被害の前は、神仏習合の山岳霊場が高密度の建築群によって成立していたことを知る。海岸部に立地の厳島神社社殿とはまた異なる宗教空間だった。ただ全体として、「?」が点灯する箇所も多くて注意が必要。先行研究の把握抜きでは、著者の独自説に引きずられてしまうかも(たとえば、厳島神社の立地に関する「人工入り江説」は、あくまで著者独自の仮説)。そういう解釈もあるかなと思って読んだ方が安全です。2019/05/07

イツシノコヲリ

2
宮島でのフィールドワークに使える概説書としては唯一と言っていい。厳島神社だけではなく、千畳閣や町家、弥山についても扱われているのが良い。要約すると平清盛による精密な計算により、災害が起きない岩盤上に厳島神社が建立されたという。厳島神社の平清盛の過大評価を指摘する論考もあり、参考文献も示されていないため注意が必要ではある。宮島に遊郭があったり、一時期は東側が入口であったため回廊の格式が高かったりなど様々な豆知識なども書かれていて、有益な書籍であることは間違いない。2024/12/31

ohmi_jin

0
基本的には厳島神社と宮島全体のガイドブックと考えるのがよい。執筆者が日本建築史を専攻する広島大学大学院教授のため、解説は詳しい。所々清盛推しが過ぎる部分はあるが、それ以外は問題なし。2013/10/12

Ryuji Saito

0
2023年52冊目。2023/09/26

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