出版社内容情報
【内容紹介】
新しい時代の企業戦争を生き残る鍵を握るのは、評論家になり下がったスタッフ集団でも、アイデアを花火のように打ち上げるだけの一匹狼でもない。組織の中にあって、企業の頭取脳中枢として戦略的行動方針をつくりだし、それをラインに実行させる独特の力をもつ「企業参謀」集団──その存在が命運を決める。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aponchan
12
清水勝彦氏著書「組織を脅かすあやしい「常識」」に紹介されていたことをきっかけに読了。古い本だが、企業の頭脳集団として戦略的に物事を解決するにはどのように考えるのかを分かり易く解説した本。大前研一氏の著作は読んだことがなかったが、なかなか面白かった。2019/03/22
せいた
11
この本が1980年代に出たものとは思えない。今でもまったく色あせることなく戦略的な思考法、構造化の大切さ、問題解決力など実践で生きるものばかり。経営企画に携わるものは一度は読んでおくべき一冊。流行りの経営戦略論もいいが、やはり基本というのは時間の流れに逆らわず、普遍の定理として存在するものだと改めて認識しました。2014/11/11
こじ
10
★★★☆☆ 物事の本質を見極めるときどうすればよいかご存知でしょうか? それは切り分けていくことです。 例えば、1泊2日で長野の高原旅行があったとする。その旅館では雄大な大地があり、スポーツや馬やトレッキングやり放題とする。 自然がいいなーと思わず申し込む方は待ってください。 あなたは一番何がしたいの?と考えることです。 例えば、パワースポットならもっと近場にないか? 乗馬ならもっとよいところがないか? 一番の目的をはっきりさせる。するともっと安くゆったりできるプランがみつかるものだ。2017/09/24
うみぼうず
10
◆1985年の本。現代でもそのまま問題解決の思考プロセスはそのまま通用する。◆質問を解決策思考的に行う→そのためには問題の本質を把握する→問題点を現象滞式に行う、抽象化のプロセス。◆プロフィットツリーやPPMなどのフレームワークの実践的な使い方。経営戦略=変化を管理すること。◆企業内にも思考集団が必要。◆イフを怖れない、KFS、完璧主義を捨てる、制約条件、記憶よりも分析。2017/09/09
もよ
8
皆さん褒めてますが、日本人向けということなんでしょうか。間違ったことは書いてないと思いますが、そんな程度のことでよいのかというか、そんなことも日本の経営者は考えてなかったのか?と思いました。 文章が上から目線的なのも好き嫌いが分かれるようにも思います。2019/07/26