目次
1 マンガ表現論の「限界」をめぐって
2 江戸文学からみた現代マンガの源流―合巻『鬼児島名誉仇討』を例に
3 日本とアメリカにおける長編物語マンガの発展
4 “似顔絵”の成立とまんが―顔を見ているのは誰か
5 「マヴォ」と漫画家―美術界の周辺と美術の境界
6 展示されるマンガ―美術館におけるマンガの「美学」
7 マンガの語りにおける視点とその決定因としての内語
8 宮廷恋愛の「いろは」―美術史学者からみた「源氏マンガ」
9 これは仮定だけど、そんなときはぼく―少女まんがと同性愛
10 「アクセス」と「エステティックス」―レディース・コミックにおける女性の欲望と視覚的快楽
あとがきにかえて:作品分析のヒント
著者等紹介
ベルント,ジャクリーヌ[ベルント,ジャクリーヌ][Berndt,Jaqueline]
1963年生まれ。ドイツ。美学/芸術学・マンガ研究。横浜国立大学教育人間科学部メディア研究講座助教授。日本マンガ学会理事
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