内容説明
本書は、良寛の漢詩・短歌・施頭歌・長歌・俳句・手紙・書きつけ、貞心尼が良寛の死後編纂した歌集「蓮の露」などから、55編を選んだ詞華集(アンソロジー)。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てんちゃん
21
良寛さんの漢詩は初読み。漢詩って難しいイメージだったけど、良寛さんの詠む漢詩はとっても優しくて驚きました。これは漢詩ではないけどお気に入りを一歌。「こひしくば たづねて来ませわが宿は 腰の山もと たどりたどりに」2018/09/30
ムーミン
15
落ち着け。心静かに。今この時間にじっくり浸る。2020/05/05
まわた
0
再読 良寛さんのうたはいまもむかしも変わらない人間の本質をついているような気がします。柔らかくやさしいですが、時にはっと身につまされるうたもちらばっています。「如何なるが 苦しきものと問ふならば 人をへだつる心と こたへよ」2009/09/28