内容説明
「ちゃんとはできない」ちいさい女の子の不安をまっすぐ受けとめたお母さん。母と子の心の交流を描いた感動作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプーン
40
素晴らしい絵本です。女性の成長とそれを見守る母親の物語。約30頁でここまで深みに達する事が出来るゾロトウは、やはり別格。2025/06/15
chiaki
39
結婚したねえさんが大人っぽく見えて憧れを抱く妹。ねえさんのように振る舞いたいけど、まだほんの小さくてそうはいかないことばかり。「まっててね」の呼びかけに対するかあさんの言葉がなんて素敵。“良い絵本は、正直で、ひかえめで、直接的でなければならない”と、何かでシャーロット・ゾロトウさんは仰っていたことを思い出し、今更ながらそれが心に沁みました。何気ない日常から、子どもの内面やわずかな心の動きを描くのがとても上手い♡小さめのサイズ感に、ちょっと厚めの紙質、絵…この絵本の何もかもがいとおしくなる1冊でした。2021/02/01
tokotoko
37
私ね、とーってものんびりしてるんだけれど、この「まっててね」がなかなか言えませんでした。だから、タイトルを見たときに、「いいなぁ」って思って・・・思わず買いました！憧れのお姉さんが帰省した後、妹が思ったこと。一つ一つの思いがゆっくりと描かれています。そして、その思いを受け取ってくれるのが、お母さん。最後のページは、とってもあたたかい瞬間を捉えてます。そして、私ね、刺しゅうとかいろんなこと、「まっててねー！」って言えるようになった最近が、とても嬉しいです。だから私も、いろんなこと、待てる人になりたいです。2014/04/22
ひなきち
19
紹介頂いた絵本。ああ、すごく素敵だわ…(*´ω｀*)結婚したお姉ちゃんが帰って来て、憧れを頂いた妹が、私もお姉ちゃんみたいに、あれもこれもそれもできるようになるから「まっててね」と大奮闘。それを聞いたお母さんの、行動がたまらなく良い。優しさに満ちあふれて、何回でも読み返したくなる…。2019/03/10
shoko
17
次の絵本の旅はゾロトウ祭りにする予定。／本作は、幼い少女が年の離れた姉の自立した様子に憧れを抱き、わたしもねえさんみたいになるからまっててね、と言う筋。日常のさりげないシーンを積み重ねていって、最後に読者を幸福感に満たす（むしろ溢れ出させる）ところに持っていく力が見事。ゾロトウ作品2作目ですが、今のところ大好きです。2023/04/12
-
- 電子書籍
- オジサマ紳士はケダモノ上司 （分冊版）…
