増補「いい子」の非行―家裁の非行臨床から (増補)

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  • サイズ B6判/ページ数 273p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784921146917
  • NDC分類 368.7
  • Cコード C0036

内容説明

いま、素直でまじめな、いわゆる「いい子」による犯罪が目立っている。彼らはどのような家庭・学校生活を送ってきたのか。「いい子」とは彼らにとって何を意味するのか。「いい子」の非行事例をもとに、現代の文化的・教育的課題をさぐる。親や教師たちへ送る警醒の書!著者は、家庭裁判所の調査官で、文部省第十六期中央教育審議会専門委員の経験をもつ。非行問題の核心に迫り、その解決法を臨床的に提示する。初版刊行後、さらに問題が深刻化する「いい子」の非行問題について、第一人者の著者が最近の事例を増補し、親と直接交した論議をも併録、問題解決への糸口を提案する。

目次

おれはできる
ぼくのなかにいたぼくが怒った
よい子の息切れ
別にだれでもよかった
正選手になれなければ意味がない
ぼくは普通の少年と違う
ワクワクする「おやじ狩り」
将来は専門職に就きたい
留学を夢見て
深夜の単独暴走
増補事例一 もう疲れた
増補事例二 見逃されるサイン
あらためて問う遊びや自然体験の大切さ
まとめと提言

著者等紹介

佐々木光郎[ササキミツロウ]
東京家庭裁判所・総括主任家庭裁判所調査官。1946年秋田県生まれ。1973年東北大学大学院教育学研究科修士課程修了。1991年最高裁家庭裁判所調査官研修所教官、1997年文部省第十六期中教審専門委員。現在、日本生活指導学会及び日本司法福祉学会理事、東洋英和女学院大学大学院人間科学研究科非常勤講師を兼ねる
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感想・レビュー

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ryo

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親や教師の言うことをちゃんと聞く、大人しくて、努力家である「いい子」たちが非行を犯す。しかしこれは突然ではなく、少年たちが無理をして過ごしてきたという当たり前の結果なのではないかと思った。非行という形でしかSOSを出せないことが一番の問題だ。他人や自分を傷つけずに問題を解決出来るようになることが、少年たちにとって何よりも必要だと思う。2019/02/04

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