出版社内容情報
軍医たちの養成所・防衛医大での医療ミス事件。
徹底して隠蔽された医療ミスを1人の被害者が
追求し続けたドキュメント。そしてついに被告・
防衛医大は裁判で敗訴した。
プロローグ 7
第1章 手術を強要した防衛医大 10
「批判するのは左翼だ!」 10
最初はただのアザだった 13
突然の治療拒否 15
手術を強要される 19
「国家に損害を与えるのか!」 25
生き地獄の始まり 31
「あーあー、手術することなかったな」 35
生え抜き医師の体質 38
ナチス賛美者が講演する防衛医大 43
ブッ切れている女医 47
「かかわりあいになりたくない」50
背中に 乳房 52
原状回復の手術をくり返す 56
逃げる防衛医大形成外科長 63
「こっちは日の丸つけてるのよ?」 68
破綻した人生 71
第2章 患者勝率三割台の医療ミス裁判 76
証拠保全させない裁判所 76
裏技があった! 81
弁護士と共に東大医学部へ 83
始まった裁判 86
防衛医大のイカサマ論法 90
本性を現す 96
患者に責任転化 104
苦しむ患者を放置 107
争点にした手術同意書 117
同意書は「ポッと書いた」 120
陸上自衛隊一等陸尉の「軍医」 127
第3章 裁かれ官の道を断たれる 214
米空母から来た兵士をヘリで連れ去る 218
「この病院だけは入院したくない」と看護師 219
胃ガンの患者と医師との会話 221
患者に「お前、生きていたのか!」 223
「よくわからないけど切りましょう」 224
女子高生を泣かせる暴言 226
卒業式の帽子投げ 227
サリン事件で知ったかぶりする防衛医大 228
毎年自殺者が出る防衛医大 231
医師国家試験のまやかし 235
世界に恥をさらす防衛医大 238
「命だけは平等」ではなかったのか 240
近藤誠医師は原子力業界の回し者? 242
自衛隊は医療ミスで壊滅か 244
エピローグ 247
情報公開請求者リスト 247
Day by Day 261
医療ミス事件が多発していて医者・病院への不信がましている現在ですが、
自衛隊の軍医養成機関・防衛医大の構造的医療腐敗もすさまじいものです。
著者のたった1人の告発でこの構造的腐敗を追及したのがこの本です。
内容説明
組織的に隠された医療ミスを被害者が徹底追及した衝撃のドキュメント。
目次
第1章 手術を強要した防衛医大(「批判するのは左翼だ!」;最初はただのアザだった ほか)
第2章 患者勝率三割台の医療ミス裁判(証拠保全させない裁判所;裏技があった! ほか)
第3章 裁かれた防衛医大「軍医」(和解を提案した裁判長;きな臭い状況 ほか)
第4章 防衛医大―その生立ちと実態(防衛庁のゴリ押しでつくられた防衛医大;疑惑の誘致と富士見産婦人科事件 ほか)
著者等紹介
井上静[イノウエシズカ]
防衛医大医療過誤裁判原告。法学部法律学科卒業、映画研究の著書がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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