内容説明
「山の湧き水」のエッセンス、父の作った「小麦」でパンを焼く。ただのおいしいパンとワイン好きから、いつの間にか自分のルーツに引きずられ、国産小麦と天然酵母のパン屋ワルン・ロティを開業。父の開発した小麦「こゆき」の故郷、岩手から始まった麦畑との付合いや、自家製の酵母とこゆきの出会いが香り豊かなパンを生み出すまでなど、食卓とパン屋と畑を結ぶ味わい深い物語。
目次
台所から生まれたパン屋「ワルン・ロティ」(「ご近所」がお客様;パン好き仲間が憧れた天然酵母のパン屋さん;自家製酵母のパンが完成するまで)
父は小麦の研究ひとすじに(昭和の後期、岩手は小麦研究の先頭にいた;日本の小麦は「うどん」「そうめん」用)
日本中の「麦」に会いにいこう(ブランド小麦「こゆき」への期待;無農薬&有機栽培で小麦は育つの?;有機栽培の小麦畑)
パンとワインの幸福な出会い
小麦畑を助けてくれるパン屋を探そう(麦を育てる)
お客様に「麦畑」の話を届けたい(再び、父と岩手へ;「コユキコムギ」の秘密)
著者等紹介
大和田聡子[オオワダトシコ]
東京生まれ。小麦育種家を父に持ち、岩手県盛岡市にて小学校より高校までを過ごす。茨城大学心理学科卒業。バブル真盛りのOL時代にワインに目覚め、結婚後、ワインアドバイザーの資格を取得。ワインの良きパートナーであるパンとの出会い直しをするなかで、父の手で世に送り出された小麦の新品種「コユキコムギ」が消滅しかかっていることを知り衝撃をうける。「こゆき」の粉で作るパンの味わい深さをもっと伝えたいと、自宅の台所を改造し、パン屋ワルン・ロティを開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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