ブントの連赤問題総括 - 真理を求めるものは正しい省察を求む

ブントの連赤問題総括 - 真理を求めるものは正しい省察を求む

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784916043009
  • NDC分類 316.5
  • Cコード C0031

出版社内容情報

1972年連合赤軍の浅間山荘銃撃戦

1.風雪の20年は何をもたらしたのか/西城友行
2.連合赤軍問題を如何に捉えるのか/塩見孝也
3.続・風雪の20年は何をもたらしたのか/荒 岱介
4.連赤総括論争によせて/植垣康博
5.総括論争における作風/吉沢 明
6.物質の模写論/高杉健人
7.主客の二元論/川添達雄
8.絶対の真理?/蘇我畔太郎
9.左翼スターリン主義の止揚を/荒 岱介
ブントおよび赤軍派・連赤問題略年表

 本書は今なお内ゲバとテロリズムを止揚できずにいる日本階級闘争に対する、われわれなりの原初の問題にたちかえった捉え返しの書である。
 またそれは、塩見氏の主張するスターリン主義そのものの哲学や政治組織思想への批判にも連なっているが、その批判点の看取をつうじ読者は、実体主義や物質の自己運動などという発想をこえるマルクス・ラジカリズムの観点を学ばれるであろう。
 真理を求める者は常に己の営為に対しても、正しい省察をなせる者でなければならない。それぬきには正義を体現することはできない。そのことを己に向かって発しつつ本書を読者におくる。

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