内容説明
立憲主義の危機的状況に対峙する。憲法の「そもそも」論から、9条や改憲をめぐる最新状況まで、第一線の憲法学者が28の疑問に答える。
目次
第1章 そもそも憲法とは何か(憲法がなくても困らない気がします。憲法は何のためにあるのですか。;日本国憲法の特徴を教えてください。 ほか)
第2章 改憲論議を読み解く(自民党は憲法をどのように変えようとしているのですか。;改憲政党は自民党だけですか。野党からもさまざまの改憲論が出されていませんか。 ほか)
第3章 自衛隊を憲法に明記する?(自衛隊は軍隊ではないのですか。現行憲法の下で、憲法違反ではないのですか。;自衛権や自衛隊を憲法に明記してはいけないのですか。すでにあるものを追認するだけで、何も変わらないのではないですか。 ほか)
第4章 国家緊急権を憲法に置く?(緊急事態条項とは何ですか。それが憲法にないと困るのですか。;自民党は緊急事態について憲法をどのように変えようとしていますか。 ほか)
第5章 憲法と平和のこれからを構想する(日本を守るため、他国以上に強力な武力を持つ必要がありませんか。;平和に暮らすことと「人権」はどう関わっているのですか。 ほか)
著者等紹介
大江京子[オオエキョウコ]
弁護士。改憲問題対策法律家6団体連絡会事務局長。日本弁護士連合会憲法対策本部委員。中国人戦争被害賠償請求事件弁護団副幹事長
永山茂樹[ナガヤマシゲキ]
東海大学教授(憲法学)
南典男[ミナミノリオ]
弁護士、日本弁護士連合会憲法問題対策本部幹事、同秘密保護法・共謀罪法対策本部委員、改憲問題対策法律家6団体連絡会事務局、中国人戦争被害賠償請求事件弁護団幹事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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