内容説明
競争学の視点から再解釈した現代社会。競争学は、理解できないプーチンとトランプを理解するために必要な近代社会理解の論理的枠組みであり、それはまた、現代競争社会における政策作成の指針ともなるであろう。また、競争社会の福祉政策策定にあたっての新たな視点を提供する。
目次
第一章 現代社会における自由と平等
第二章 競争とは
第三章 スポーツで理解する競争の必要十分条件
第四章 スポーツ競争を生み出す競争社会
第五章 スポーツの進化から競争社会の近代化を考える
第六章 経済競争の捉え方
第七章 競争学で近代経済社会を観ると
第八章 民主主義における政権交代は政策提案競争
第九章 政治経済競争における敗者の尊重
第十章 競争学で国際紛争を観ると
第十一章 日本型初終身雇用と競争
第十二章 競争学で現代の国際紛争を考える
第十三章 競争学から見た日本の問題点
第十四章 競争学の残された課題
著者等紹介
杉崎隆晴[スギサキタカハル]
1948年東京生まれ。東京大学教育学部博士課程中退。東京大学助手、弘前大学講師、同助教授、同教授を歴任。弘前大学名誉教授。専攻分野:運動・スポーツ心理学、サッカー指導(日本体育協会スポーツ指導者等表彰:2009)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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