内容説明
鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス―徳川家康の性格をあらわした言葉といわれています。とにかく忍耐強くて、信長、秀吉が死んだから天下人になれた人という印象ですが、はたして本当にそうだったのか?実は、独立を果たすために凄いがんばった人だった!家康の年齢をたどりながら、その生涯を語る日記物語。
目次
序章 織田・今川人質時代(6歳~8歳)
1章 元服~独立(14歳~25歳)
2章 織徳同盟~武田との戦い(26歳~41歳)
3章 豊臣秀吉の時代(41歳~56歳)
4章 天下人へ(57歳~62歳)
最終章 大御所時代(64歳~75歳)
著者等紹介
ミスター武士道[ミスターブシドウ]
1990年、三重県四日市市生まれ。独学で歴史解説や情報発信をするYouTuber。2019年に歴史解説チャンネル『戦国BANASHI』を開設。戦国時代を中心に、日本史や大河ドラマの解説などが話題となり、累計再生回数約3000万回、登録者数12万人を超えるチャンネルに。歴史解説のほか、城跡や世界遺産を巡るロケ動画、専門家との対談動画などの発信にも力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
152
これは面白い趣向!6歳から死去する75歳まで、本人の日記、という体で語られる徳川家康の生涯。まさに「年齢で見られるから」とてもわかりやすい。時々漏れてくる、家康のしょうもないぼやきには、ついつい笑ってしまう。歴史上の有名な人物にだって、人生の分岐点で沢山の悩みや葛藤、後悔があったんだろうなあ。何だかあの家康が身近な普通のおじさんに感じられてしまう不思議、そして愉しさがある。2023/02/16
ちょろこ
123
わかりやすい、面白い一冊。家康ってどんな人?どんな人生だったの?人質時代の6歳から天下の座につく62歳、最期の眠りの75歳まで…長い人生、幾多もの戦と決断を日記形式でわかりやすく学べた。日記といえばその日の出来事&胸に秘めた思い。そう、まさに家康の赤裸々な思いが綴られていて、人間臭さムンムン。わかる、わかるその気持ち!と、現代人と何ら変わらない同じ目線で寄り添える家康像が面白い。信康の育て方を間違えたか…いや、そもそも子育てしてなかった。って自分でのツッコミもイケてる。これは歴史の勉強にも抜群の書。2023/02/02
ケイト
64
大河ドラマの解説をしているYouTuberの武士道さん。家康の年齢をたどりながら日記形式で描いてるので、読みやすくて面白かった。家康は小さな頃からお金も後ろ盾もない、人質先の主の顔色を窺いながら生きてきた。「どうする?どうしよう!」と決断しなければならない場面が多く、失敗も結構多かった。それでも生き延びられたのは、家臣が優秀で運が良かったのかな〜。武士道さん、他の武将の本もだして欲しいな〜(-人-)2023/01/20
p.ntsk
37
筆者は日本の歴史(主に戦国時代)と大河ドラマ解説を扱うユーチューブチャンネル『戦国BANASHI』のミスター武士道。家康の日記の形でその生涯が語られています。軽い感じで書かれているので読みやすいです。とはいえネタ本というわけではなく史実を踏まえたうえで大まかではあるけどポイントを抑えつつ書かれています。詳しい人には物足りないかもしれませんが家康入門としてはいい本ではないかと思います。 2023/06/12
KAN
6
今年の大河ドラマに沿って、各回の年代や、家康の年齢の確認など、大河ドラマ視聴ガイド的に読み、途中からは著者のYoutubeでのライブも加わってとても楽しく家康について学ぶことができたと思います。こんな風に歴史をまた、戦国時代を終わらせた武将の生涯を追いかけるのもよかったなと思う。まだ大河終ってませんが。2023/11/08