内容説明
第一歌集。
目次
1(忌日;Dead Stock;巡礼の森;予兆と余白;夜の櫂;僕の知らない雪どけ;最大多数;凍える声)
2(素人とコロッケ;乗り換への途中;湖をめぐる灯;声を奪ふ;こてんぱん;ぼうけんのつづき;“富める人とラザロ”の五つの異版;秋の偽終止;落花生;夜霧を踏む)
3(箔押し;偶然と続篇;スピンオフ;飴玉;指づかひ;雲の終はり;翅ある人の音楽;しかるべき火種;ヴィオラと根菜;祠)
4(銀のエンゼル;定刻論;泥水;タスクと花火;次の首;土のみづから)
著者等紹介
濱松哲朗[ハママツテツロウ]
1988年、東京都板橋区生まれ。茨城県笠間市出身。立命館大学文学部在学中の2010年、「塔」入会。のちに「立命短歌」「穀物」へ参加。2014年、塔創刊60周年記念評論賞受賞。2015年、第3回現代短歌社賞次席。現在、「塔」所属、「京都ジャンクション」「Tri」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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双海(ふたみ)
7
著者は1988年東京都板橋区生まれ。立命館大学文学部在学中の2010年「塔」入会。2014年、塔創刊60周年記念評論賞受賞。2015年、第3回現代短歌社賞次席。「もうすこしうつくしくなるはずだつた器が誰の心にもある」「ああこれも真水の比喩か、透きとほるグラスに冷ゆるレモンの輪切り」2023/09/30
clintwestwood
0
キラーフレーズが軸になっている短歌が多い 一字空けも多い ひかり、という語はあまり好きではないが、抽象的な歌でも説得力がある 発見の歌というか、そりゃそうだろ的なことをユーモラスに文語で表現した歌に魅力を感じた 市内循環バスでは往けぬ目的のあれば炎天にバスを見送る2025/03/05