内容説明
戦後日本の農業における政治過程の起源を追う。農協グループの成立と発展から見えるものは何か―
目次
序論 戦後日本における農業保護と農業者組織
第1章 戦前・戦時・戦後日本の農業者組織の概観―戦時動員とその継承(戦前の農業者組織―農会と産業組合の並立;農業経済更生運動と農業会の成立 ほか)
第2章 戦時組織の戦後への継承(政府からの独立性と利益団体の政治力―海外との比較;終戦直後のGHQの認識 ほか)
第3章 新農業組織設立の試みと失敗―野党・農民組合と農協グループとの関係性(第一次農業団体再編成問題―1950年代初頭;第二次農業団体再編成問題―1950年代半ば ほか)
第4章 米の統制・米価制度と農協グループ(日本の米価政策―二重の価格システム;戦後食糧危機と米価審議会 ほか)
第5章 『家の光』と農協グループ―家族ぐるみの組織化(組合員の評価と参加;『家の光』の概要 ほか)
結論 農協グループの成立と発展から見えるもの
著者等紹介
川口航史[カワグチヒロフミ]
琉球大学人文社会学部准教授。2020年、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。専門:政治過程論・日本政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ア
3
「客観的には戦時組織の戦後への継承は難しい状況において、なぜ改革の対象と考えられる戦時組織が、戦後へと継承されることになったのか」(p.6)という問いは大変おもしろいが、農政や農業の詳細が見えづらく、政治史理解にややハテナな部分も。2025/06/12
まんたろう
1
友人の博論が単著になったので読んだ。 正直なところ政治史って積極的な興味の対象ではなかったのだけど、それでもぼんやり知っているような国政の転換点と農協の分水嶺が重なって組織が存続されてきた”もってる”感が面白かった。鳩山、河野と登場人物が自分の生きてきた時代の政治家の子孫なのも、戦後が今と地続きなのを感じられた。 米集荷もそれを農協に任せる是非と需要、豊作凶作のタイミングが噛み合ったり。 生活史的な観点から、家計簿付録につけたとこが目の付け所の良さで印象残った。2025/11/12
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