内容説明
政治学と歴史学を融合し、政調会の本質に迫る。
目次
政務調査会をなぜ、どのように研究するのか
明治期自由党系の政務調査―大同三派から憲政党まで
明治・大正期立憲政友会と政務調査会―政党政治移行期における政務調査
昭和戦前期立憲政友会と政務調査会
自民党結党前の政務調査会―翼賛政治会から日本民主党まで
第5章 初期国会にみる政党間調整―国会対策委員会の形成と発達
日本民主党の政策決定過程―総務会と政務調査会を中心に
自民党結党から佐藤内閣期の政務調査会
田中内閣期から宮澤内閣期の政務調査会
連立時代の官邸主導と政務調査会―一九九三年以降の政調会
戦後日本の政党内立法過程の軌跡―『衆議院公報』の分析を通じて
比較の視点から考える政務調査会―オーストラリアとイギリスとの比較を踏まえて
政務調査会とは何であったのか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のん
2
帝国議会開設から、現在に至るまでの政務調査会の歴史、役割を分析した論文集。政務調査会の長い歴史の中で、その本質的役割は「党議」を形成することにあった。2024/05/14
太郎
1
清水唯一朗氏の明治大正期のみ読了 原総裁のもと、政友会が大きくなっていく過程を政務調査会というミクロな視点から分析したもの。 私は、政務調査会ははじめ党議をまとめる環境を作ることを課題としていた点や行政監視機能があったという点が興味深く感じた。 ただ、私が政友会の構成・構造に関する知識がなかったため、理解出来なかった点も多かった。2025/02/25
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