出版社内容情報
武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ら戦国時代をリードし、生き抜いた武将たちの野心と戦略を描く19篇の歴史読物
内容説明
権謀術数に明け暮れる戦国武将が生きのこるための条件とは何か。武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ら戦国時代をリードした覇者たちの野心と戦略。「秀吉の人間管理」「信長と骨肉の愛」「権謀術数に長けた毛利元就」「真田幸村と反骨精神」など、厳しい生き方を貫いた武将たちを描く19篇の興味深い歴史エッセイ。
目次
秀吉の人間管理
竹中半兵衛と黒田官兵衛―「知者」が「知者」を知る法
武田信玄と上杉謙信―名将の条件
さいごの秀吉―英雄の後継者
徳川家康と織田信長―覇者の野心
信長と骨肉の愛
権謀術数に長けた毛利元就
キリシタン小西行長
信長軍団筆頭老臣柴田勝家
真田幸村と反骨精神
島津義久―勝ち残りの戦略
謀略家大友宗麟の命運
“徳川の先鋒”藤堂高虎の戦歴
黒衣の宰相・崇伝と天海
真田信之―大名への独り道
戦いのシンボル天草四郎
噂の兵法者岩見重太郎
くじびき将軍足利義教
本多正重の損得決算
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TheWho
11
海を題材にした歴史小説家の著者が描く、戦国時代に活躍した戦国武将らの実像を顕にする歴史読本。戦国時代と言えば信長、秀吉、家康の三人の偉業やメンタリティーを中心にこの三人に関わった、竹中半兵衛、黒田官兵衛、小西行長、柴田勝家、藤堂高虎、金地院崇伝、天海、本田正重、真田親子、そして信玄や謙信、島津義久、大友宗麟、毛利元就等有名、無名混在な人物の野心と戦略を取り上げる事により、躍動の時代であった戦国時代を活き活きと描写している。戦国時代好きもそうでない方も共に楽しめる歴史エッセイです。2015/09/09
m
3
戦国武将の短編集。岩見重太郎は知らなかった。島津や大友、龍造寺など九州の武将はあまり馴染みがないのでこれから掘り下げていきたい。2023/01/24
鐵太郎
3
フィクション仕立てのノンフィクション、というか、エッセイのようなものですね。戦国時代の武将たちについて、あれこれ論じたものです。あとがきもありませんので、この本からだけではよくわかりませんが、雑誌か何かに連載していたものをひとつにまとめたのではないでしょうか。19編の短編集のような造りで、内容もあちこちダブっています。もう少し整理しても良いような気もしますが、手遅れですね。いや、かえって整理してしまったら面白くないのかな。2006/06/27
農明(ノウミョウ)
2
有名な戦国武将の様々な決断について書かれていました。ビジネスの世界でもヒントになることが多く参考になりました。2021/08/11
ほるひす
2
日本史の資料集に載ってるような人物の話は知っているものが多かったが、もっとマイナーな人物の逸話は知らないものが多くて楽しめた。2014/04/22