出版社内容情報
アッバス・キアロスタミ[アッバス キアロスタミ]
イラスト
アフマド=レザー・アフマディー[アフマド レザー アフマディー]
著・文・その他
愛甲恵子[アイコウ ケイコ]
翻訳
内容説明
夢と現実、永遠と瞬間、色とりどりの風景と喪失の影。やがて迎えた朝、さまざまに交錯する「ぼく」の記憶は―。イランを代表するふたりの作家が子どもたちへ贈る、美しく幻想的な再生の物語。映画監督アッバス・キアロスタミと、現代詩人アフマド=レザー・アフマディーが共作した1970年刊行の絵本を本邦初訳。
著者等紹介
アフマディー,アフマド=レザー[アフマディー,アフマドレザー] [Ahmadi,Ahmad Reza]
詩人・児童文学作家。1940年、イラン南東部ケルマーン生まれ。7歳の時、一家でテヘランに移住する。ダーロルフォヌーンの高校課程修了後、62/3年に詩人としてのデビュー作『スケッチ』を上梓。詩壇の新潮流「新しき波」を生むきっかけとなったこの詩集は、当時の詩人や批評家から大きな注目を浴びた。創作活動の傍ら児童青少年知育協会(カーヌーン)にてオーディオシリーズの制作や書籍の編集に携わる。2010年、国際アンデルセン賞作家賞のファイナリストに選出された
キアロスタミ,アッバス[キアロスタミ,アッバス] [Kiarostami,Abbas]
映画監督。1940年テヘラン生まれ。テヘラン大学美術学部で絵画やグラフィックデザインを専攻したのち広告の世界に入る。70年、児童青少年知育協会(カーヌーン)の映画制作部門よりデビュー作となる短編映画『パンと裏通り』を発表。『桜桃の味』(97)でカンヌ国際映画祭にてパルム・ドールを受賞。2012年には日本が舞台の『ライク・サムワン・イン・ラブ』を発表するも、16年に療養先のパリにて死去
愛甲恵子[アイコウケイコ]
ペルシャ語翻訳家。東京外国語大学大学院修士課程修了後、10カ月のイラン留学を経て、2004年より美術家フジタユメカとともに「サラーム・サラーム」というユニット名で、イランの絵本やイラストレーターを紹介する展覧会などを開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。