感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
manabukimoto
3
恋愛史上主義で人生を送ってきたユミコとタマヨが規範(とされてきた)から外れた新しい関係性を模索する半同棲生活譚。 特に女性にとって「(異性)恋愛」と「結婚」は、無知で無節操で暴力的な社会からの盾になってしまっていることを知る。 「性愛に頼らなくても 結婚に頼らなくても 人を信頼できる」p52 最後にジェンダー理解のある議員に選挙で投票するのを夢想して、話は閉じられる。 個人的な生きづらさを、単なる内省ではなく、政治的な行動に繋げる、深くて力強いフェミニストコミック。 松本 栞日蔵書2025/06/09
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