出版社内容情報
歴史・文化・社会とともに歩む、人間性心理学。日本人間性心理学会30年の集大成として、学会の粋を集めて編まれた堂々の書。
歴史・文化・社会とともに歩み続ける人間性心理学。本書の第1部は、研究と実践にまつわる「考えかたとアプローチ」そして「未来への可能性」を余すところなく紹介、全領域を網羅した《決定版ガイダンス》。その前半をふまえて第2部では、知恵の蓄積と発想の現在進行形を多角的に見渡し、重層的に整理した《読んでためになるワードマップ事典》。日本人間性心理学会30年の集大成として、学会の粋を集め満を持して編まれた堂々の書。
第1部
第1章 人間性心理学とは
Section1 人間性心理学の定義と特徴
Section2 人間性心理学の源流
Section3 日本における人間性心理学の歴史
第2章 人間性心理学のアプローチ
Section1 現象学的・哲学的アプローチ
Section2 メタサイコロジカルなアプローチ
Section3 パーソンセンタード・アプローチ
Section4 フォーカシングとフォーカシング指向心理療法
Section5 ゲシュタルト療法
Section6 トランスパーソナルアプローチ
第3章 人間性心理学の実践領域
Section1 学校教育における実践
Section2 医療・看護における実践
Section3 福祉と保健における実践
Section4 産業領域における実践
Section5 コミュニティにおける実践
Section6 異文化・多文化間コミュニケーション
Section7 社会的マイノリティへのまなざし
第4章 人間性心理学における研究方法と倫理
Section1 研究方法をめぐって
Section2 倫理(実践と研究)をめぐって
Section3 人間性心理学研究のめざすもの
――人間性心理学における方法論と倫理の実際問題
第5章 世界における人間性心理学の発展と展望
Section1 ロジャーズと人間性心理学
Section2 21世紀の人間性心理学――海外の動向
Section3 ヒューマニスティック・サイコロジーと東洋
Section4 欧州における潮流――およびロシアの動向
第6章 人間性心理学の可能性
Section1 〈意識〉研究の視点
Section2 からだの視点
Section3 〈イメージ〉の視点
Section4 〈発達障害〉の視点
Section5 構成主義の視点
Section6 〈スピリチュアリティ〉の視点から
Section7 生と死の視点
第2部 ワードマップ
目次
第1部 人間性心理学の輪郭(人間性心理学とは;人間性心理学のアプローチ;人間性心理学の実践領域;人間性心理学における研究方法と倫理;世界における人間性心理学の発展と展望;人間性心理学の可能性)
第2部 人間性心理学ワードマップ