志学社選書<br> 不老不死―仙人の誕生と神仙術

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志学社選書
不老不死―仙人の誕生と神仙術

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  • サイズ 46判/ページ数 216p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784909868022
  • NDC分類 166.1
  • Cコード C0322

内容説明

古代中国において、「死」は終わりではなく「再生のはじまり」でもあった。肉体が滅びても、「魂(精神)」は「鬼」となり、「死後の世界」で生き続けると考えられた。しかし、肉体が滅びてしまえば、この世では暮らせない。それに対し、“不滅の肉体”を持ち、いつまでもこの世に永らえるのが「不老不死の仙人」である。本書では、肉体の保存に対するこだわりから説き起こし、仙人の誕生、“不滅の肉体”を求めて狂奔する皇帝と跋扈する方士、そして、修行メニューである「服薬」「辟穀」「導引」「行気」「房中」についても詳述し、古代中国の死生観を鮮やかに解き明かす。復刊にあたり、書き下ろしで「霊芝再考」を収録。

目次

第1章 死は再生のはじまり(肉体へのこだわり;孝を鬼神に致す ほか)
第2章 「仙」とは何か(仙人は不老不死か?;「僊」とは死ぬこと ほか)
第3章 狂奔する皇帝たち(皇帝が仙人をひろめた;四十年をかけた地下宮殿 ほか)
第4章 不老不死の仙薬(食物と気;罷免された本草待詔 ほか)
第5章 「気」の長寿法(吐故納新;流水は腐らず ほか)

著者等紹介

大形徹[オオガタトオル]
1954年、兵庫県生まれ。1977年、大阪大学文学部中国哲学卒業。1982年、同大学院博士課程を単位取得満期退学し、大阪府立大学総合科学部助手に就任。その後、1988年に同大学専任講師、1992年に助教授、2005年に人間社会学部教授となる。2020年に定年退任、名誉教授。現在は立命館大学衣笠総合研究機構特別招聘研究教授。専門は中国哲学だが、その研究領域は狭義の中国哲学には収まらない。その風貌から、「半仙」とも呼ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

11
『抱朴子』『列仙伝』などの伝世文献だけではなく馬王堆漢墓帛書なども駆使しつつ解説。読みどころは丹薬、導引、房中術などについて解説した第4・5章。丹砂の服用が血を飲むことの代用ではないかとか、『論語』の老彭から老子・彭祖が分かれ出たのではないかという議論が面白い。仙人・神仙術に関するわかりやすい入門書となっている。2021/02/16

電羊齋

5
中国における神仙術・不老不死思想の発生と展開を概説。肉体を維持することへのこだわり、仙人の誕生と神仙術の起こり、不老不死を求める皇帝、仙薬、房中術、「気」による長寿法など盛りだくさんな内容をコンパクトにまとめている。特に『論語』に現れる「老彭」から老子さらに彭祖が枝分かれしたのではないかという仮説、また元々老子が持っていた房中術的要素が彭祖に継承されるプロセスが示されている所が面白かった。2021/02/27

toiwata

2
人間は奇怪なことを考える生き物であることが如実にわかる。 そして、古今東西を問わず、詭言詭説を以って、豺狼のふるまいに及ぶ方士のような者に事欠かないのだ。2021/05/24

晩鳥

1
中国人の考える死後の世界からはじまり、仙人とは何か、中国皇帝がいかに不老不死を求めたか、仙薬と気についてなど。不老不死になるために何故水銀など金属、鉱物を摂取するのか分かり面白かった。不老不死とまでいかなくとも健康で長生きはしたい。2021/07/31

Go Extreme

1
死は再生のはじまり:肉体へのこだわり 考を鬼神に致す 不孝に三あり 仕事の世界への出発点 人間の塩辛 肉刑の深層意識 首狩り 仙とは何か:肉体をもった仙人 死ななくとも仙人になれる 仙人になる骨相 善行をつんで仙人に 形解 狂奔する皇帝たち:海中の三海山 海神 真人は踵で息 焚書坑儒 老いをいかんせん 妻子を捨てるのは簡単 カマドの神をまつる 巨人と老人 不老不死の仙薬:食物と気 仙薬の誕生 アマルガム 神聖視された赤色 気の長寿法:流水は腐らず 獣の姿をまねる 導引が寿命をのばす 気を食す 胎児の呼吸2021/04/22

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