内容説明
いつの世も旅は人をわくわくさせるもの。それは今より規律の厳しかった江戸の人々にとって、ことさら特別だった。福島を出発し、日本各地の名所旧跡を巡るツアー。その記録を辿り、江戸庶民の旅の足跡を綴った一冊。
目次
第1部 旅のいろいろ(いろいろの旅;女性の旅;旅の安全安心―宿と隠徳講;抜け参りの事例)
第2部 旅の想いと記録(巡礼の旅;二つの「西国道中記」から;南会津伊南古町農民の「廻国道中記」)
第3部 紀行文にみる旅(白河藩主松平定信の飯坂紀行―『退閑雑記』から;国学の商人内池永年の塩釜・平泉紀行―『塩釜詣日記』より)
著者等紹介
村川友彦[ムラカワトモヒコ]
1945年山形県村山市生まれ。東北学院大学文学部史学科卒業。福島県歴史資料館退職。福島県史学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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