薩琉軍記論―架空の琉球侵略物語はなぜ必要とされたのか

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薩琉軍記論―架空の琉球侵略物語はなぜ必要とされたのか

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  • サイズ A5判/ページ数 784p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784909658203
  • NDC分類 913.5
  • Cコード C0095

内容説明

登場人物や舞台のほぼすべてを創作する特異な軍記、“薩琉軍記”を研究する初の書。異国と戦った者たちの物語がなぜ必要とされたのか。異国合戦軍記が担った役割は何だったのか。国家の異国観が、大衆へ浸透していく様相を解明するために、日本文学史に異国合戦軍記を位置づける。

目次

“薩琉軍記”研究の過去、現在
第1部 “薩琉軍記”の基礎的研究(“薩琉軍記”諸本考;“薩琉軍記”世界の考察―成立から伝来、物語内容まで)
第2部 “薩琉軍記”の創成と展開の諸相(物語生成を考える―近世の文芸、知識人との関わりから;甦る武人伝承―再生する言説)
琉球から朝鮮・天草へ―異国合戦軍記への視座
資料篇

著者等紹介

目黒将史[メグロマサシ]
1979年12月21日生。立教大学兼任講師、青山学院大学非常勤講師、和洋女子大学非常勤講師。専門は日本中世、近世文学、軍記文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。