出版社内容情報
国家存亡の危機にある我が国に、いま保守思想が求められている。バーク、カール・ポパー、ハイエクなどの代表作から保守の本質に迫る
【著者紹介】
評論家
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
173
バーク、トクヴィル、ハーレント、ハイエク、ポパー。保守の知識人の基礎教養について。読むべき著書が紹介される。自分は保守ではないと主張する人も含まれており、人物を語ることの難しさが伺われる。一貫するのは人間にすべてを任せてはいけないという信念。独裁者は言うまでもなく、民主主義的多数決にもすべてを任せてはならないとするのが保守。何事も急進は良くない。2021/04/14
mitei
27
保守主義を唱えた有名な本がよくわかった。がかなり保守とはこれ以外認めないとか、特定の保守論者を持ち上げたりとあまりに頑迷固陋なんだかなという本だった。2011/09/15
くも
10
ためになる本だと思う。保守の知識人として分類されるべきか微妙な人も紹介されているが、本の流れから見て不自然ではない。エドマンドバークの『フランス革命の省察』は基本中の基本。2021/05/21
phmchb
7
某図書館の新書コーナーで見かけて借りてみた。別の本やYoutubeで見聞きしたことある人物や本もあった。気になる本がやばい勢いで増えた(;´・ω・)【メモ詳細は以下のコメント欄で】2019/04/20
しゅんのすけ
2
バーク、トクヴィル、チェスタトンからハイエクまで、粗々の感はあるが網羅的に紹介してくれる。ルソーやマルクスが教科書で手厚く掲載され、フランス革命を進歩と描く我が国の現状に鑑みると、これら保守思想の古典は確かに日本人として知っておくべき基礎教養であろう。但し、紙幅の関係だろうが、紹介の内容は決して深くはなく、孫引き的な引用も多い点は残念であった。2014/04/06