物語 王さまとかじや

ブランク，ジェイコブ【文】〈Ｂｌａｎｃｋ，Ｊａｃｏｂ〉/スロボドキン，ルイス【絵】〈Ｓｌｏｂｏｄｋｉｎ，Ｌｏｕｉｓ〉/八木田 宜子【訳】

徳間書店（2021/09発売）

• サイズ A5判／ページ数 64p／高さ 22cm
• 商品コード 9784198653583
• NDC分類 K933
• Cコード C8097

出版社内容情報

王さまは８さい。なんでも大臣のいうとおりにしないといけなくて、きゅうくつに思っていましたが…？４色挿絵入り昔話風のお話。

内容説明

八さいの王さまは、毎日毎日、大臣たちがきめたことだけをしなくてはなりませんでした。べんりなこともあるけれど、けっして楽しいとはいえません。そんなある日、王さまは、からすにかんむりをぬすまれてしまいました。大臣たちは、なにもできずにいます。そこで、王さまは、村のかじやをよびだして…？カラー挿絵たっぷりの楽しいよみものです。小学校低・中学年～

著者等紹介

ブランク，ジェイコブ［ブランク，ジェイコブ］ ［Ｂｌａｎｃｋ，Ｊａｃｏｂ］
１９０６年、アメリカ・ボストン生まれ。ワシントンにある全米図書館協会等で書誌学者として活躍。子どもの本をはじめとする稀覯本を収集、アメリカ文学史編纂等に業績を残した。１９７４年没

スロボドキン，ルイス［スロボドキン，ルイス］ ［Ｓｌｏｂｏｄｋｉｎ，Ｌｏｕｉｓ］
１９０３年アメリカ・ニューヨーク生まれ。ニューヨークの美術学校を卒業後、彫刻家として活躍。児童文学作家Ｅ．エスティスとの出会いにより『元気なモファットきょうだい』『百まいのドレス』（岩波書店）等の挿絵を手がける。『たくさんのお月さま』でコールデコット賞を受賞した後、子どもの本の仕事に専念し、自作の絵本・児童文学を多数残している。１９７５年没

八木田宜子［ヤギタヨシコ］
東京生まれ。東京大学卒業後、児童書の編集を経たのち、児童書の創作・翻訳および児童文化の研究に従事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[☆よいこ]

児童書。中学年～。8歳の王さま「かしこいホレイショ王」にはたくさんの大臣がいる。便利なことも多いけれど、大臣のいうことばかりをやらされるホレイショ王はちょっと嫌気がさしていた。ある日、森の中でカラスに王冠をとられた王さまは、町の鍛冶屋を呼びに行かせた。鍛冶屋は大声でカラスを脅し、王冠を取り戻す。褒美に金貨を三箱与えるという王さまに対して、大臣はカラスを脅した罪で金貨三箱の罰金をとらなければいけないという。▽大声でカラスをおどす場面が面白い。ハピエン。

2021/11/05

[杏子]

8歳の王様が毎日、何かをする時には必ず、◯◯の大臣の言うことを聞かなければならなかった！つりに行きたくても、馬大臣の言うことを聞いて乗馬に行かなくてはならないし。図書室の地球儀すら勝手にくるくる回すことすらできなかった。8歳だから？王様とあるけど、もしかしたらこれは寓意みたいなもので、家庭内の王様って意味なのかもしれない？と、勝手に思ってしまった。それぞれの家にわがまま王様いるだろうね？この物語の王様は声の大きな、でも気のいいかじやに出会えて幸福になった。

2021/11/06

[ほんわか・かめ]

王様と言ってもまだまだ8歳の子ども。とは言えお付きの大臣たちが多すぎるwww　これじゃあ息が詰まるでしょ！鍛冶屋の男が程よく大人ありながら子どもに近い存在で良かった。あとは『みしのたくかにと』みたいに、同年代のお友達もできるといいのにな。〈2021/徳間書店〉

2024/05/30

[頼ちゃん]

たくさんの大臣。子どもはこの設定を面白がるだろう。王さまにいい友達ができてよかった。

2022/07/18

[summer]

ええ話や。。こんな友人欲しいな。

2022/12/16