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内容説明
現代文明の秘境平壌の都市構造と建築。建築・都市・少女・デザイン・絵画・ポスター…北朝鮮のビジュアルイメージと都市論から見る、人類最後のガラパゴス都市、真実の姿。撮りおろし写真、貴重図版を多数収録!
目次
導入 平壌秘境論
序論 巨人の系譜論
本論 箱庭の平壌論
写真 平壌の芸術
人物 平壌の少女
まとめ ピョンヤン・フィクション論
著者等紹介
荒巻正行[アラマキマサユキ]
東アジア学研究者・記録写真家。1968年生まれ、大阪府出身。米国・メリーランド大学カレッジパーク校人文学部東アジア研究学科卒。中国・首都経済貿易大学大学院留学。早稲田大学大学院修了、修士(国際関係論)。北京を拠点に研究活動を行い、1997年より20年にわたり映像記録による北朝鮮での現地調査を続けている。また、チベット・北朝鮮をテーマにした報道ドキュメント作品を多数制作し、日本テレビ、TBS、NHKなどで放映されている。2007年からは平壌の女子高生によるロック・プロジェクトを主宰している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
40
笑える本かと思ったら、論文読むような真面目な本だし、よく考えればここまで写真あるのはすごいもんだ何者なんだろうと思った。スパイで捕まってる人もでたばっかりだし。建物りっぱだし、なんかよくわかんないというか不思議な国だと思いました。しかし、なんでも笑いを期待する自分の性格はどうにかしないといけないと思った。2018/09/26
NICKNAME
13
著者の20年にも及ぶ徹底したフィールドワークをもとに、建築様式から平壌を分析するという斬新なアイデアが新鮮である。建築物、プロパガンダポスターや少女等の写真も豊富に満載しています。今までの価値観を転換させるきっかけになる本かもしれません。2018/09/30
Masakazu Fujino
5
朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)と、その首都・平壌を理解する都市論・社会論の本として、大変おもしろく読みました。 2018/09/10
Gamemaker_K
4
北朝鮮がフィクションの世界での存在だとしたら楽しいのだろうが、現実の存在だから(当事者の皆様には申し訳ないが)面倒でしかない。まあでも、一度は行ってみたい秘境の一つではあるが。…これも当事者の皆様には申し訳ないのだが、北朝鮮アウェーのサッカーの試合も見てみたい。単なる熱狂的な国というよりも、他の星で試合しているようなアウェー感、ね。2022/02/19
canarykanariiya
4
…私が平壌を訪ねたのは2005年10月でしたので、それ以降の平壌の風景の写真が豊富で興味深かったです。 一方、政治的背景などの記述を中心に、通説的な北朝鮮政治史研究の成果にそぐわないものも散見されました。一例で須賀、冷戦の終焉により北朝鮮が核開発の権利と国連加盟を得た、の如き表現は、これらは後ろ盾を失った北朝鮮の窮余の策という側面が強いものですので、バランスを欠いていると思います。 https://canarykanariiya.hatenadiary.jp/entry/2018/12/07/1119492018/12/07