自衛隊幹部学校戦略教官が教える〈米軍式〉最強の意思決定 - 時間が競争力を決定する

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 140p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784909400796
  • NDC分類 336.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

自衛隊幹部学校戦略教官が解説する「OODAループ」解説の決定版《上級幹部必読!》

■OODAループ解説の決定版

自衛隊幹部学校戦略教官が、アメリカ軍のドクトリンを一変させ、欧米企業が競って導入しようとしているOODAループなどの米軍式意思決定法を徹底解説した1冊。

機動戦が重要になってきた理由から、新旧の意思決定法のメリット・デメリット、軍隊でこれら意思決定法が具体的にどのように活用されているかを詳細に紹介していきます。

■「時間次元の優位」を確保しなければ、もはや競争には勝てない

20世紀までは「作戦を開始してからのスピード」が重視されていましたが、現代の情報化社会では「作戦を立案・決定するまでのスピード」が重視されるようになっています。

そのことにいち早く気がついた退役軍人のジョン・ボイドは、OODAループ理論を考案しました。
彼の理論は、アメリカ軍のドクトリンを一変させ、いまや欧米企業やエリートが競って導入しています。

不確定要素がいっぱいで、刻々と状況が変化しつづける現代では、「時間次元の優位」を確保しなければ、もはや競争には勝てないのです。

■上級幹部必読
「軍隊の運用戦略」と「ビジネスの経営戦略」には共通する部分が多々あり、21世紀はビジネスの世界でも「時間次元の優位」を確保しなければ競争に勝つことは難しいとされます。

その意味で、ビジネス組織の経営層・マネジメント層も、軍隊の意思決定法から学ぶことは多々あるはずです。
軍事戦略に関心があるミリタリーファンだけでなく、組織のマネジメント層にも読んでほしい1冊です。

第一部 軍隊の意思決定とは何か
 1章 軍隊とは何か
 2章 指揮官と幕僚の技能
 3章 軍事意思決定法の種類

第二部 軍事意思決定とビジネス
 4章 工業化時代の軍事意思決定法の問題点
 5章 ボイドのループ型軍事意思決定論
 6章 ループ型軍事意思決定法の特色
 7章 タイム・ベース競争戦略
 8章 いかにして経営テンポを速めるか
 9章 任務の理解

第三部 軍事意思決定の手順
 10章 状況の把握と行動方針の案出
 11章 行動方針の分析──ウォー・ゲームの手法
 12章 行動方針の比較と決定
 13章 作戦実施型の直観的意思決定法

中村好寿[ナカムラヨシヒサ]
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ohe Hiroyuki

1
本書は、陸自東北方面総監部幕僚や防衛研究所主任研究員などを歴任した筆者が、軍隊の意思決定の方法が「直観的」な意思決定を混ぜ込む形になりつつあることを指摘し、ボイド大佐が論じる直観的意思決定につき概説した一冊である。▼直観的意思決定においては、計画策定と実行のループをどれだけ早く繰り返すかが重要であるという。▼本書は、軍隊における意思決定方法のパラダイムシフトを分かりやすく書いている。▼ただし、取り扱っている事例が僅少であり、どのようにして直観的意思決定に通暁していくべきかという方法論を別途学ぶ必要がある。2019/12/15

くらげ

0
PDCAサイクルに違和感を持つ人向け2019/05/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13178409
  • ご注意事項

最近チェックした商品