内容説明
アジカン・ゴッチの音楽スタジオ「コールド・ブレイン・スタジオ」。その空間で日夜起こる、脳みそが凍るほどに理不尽でおかしな出来事と事件。
目次
序 COLD BRAIN STUDIOができるまで
1(白いモビルスーツ;リアル・モフモフ;カビ反乱軍の最期)
2(ゴキジェットアマ;ゴキブリの身投げを止めるために;若者を助け、徳ポイントを貯めるのだ;Aから片付けることの面倒とZからのリスク)
3(機材選びにともなう様々な困難;プレーンなオムレツ、プレーンなプリアンプ;「マイクは大事である」という話;弟子ケイタ)
4(一点豪華主義;痛いシカゴ;婆さんがたったひとりで)
5(不味い珈琲;飲料水で尻を洗うのは善か;四秒の壁)
6(プロ技くんvs.キューちゃん;顔面ハゼの半魚;俺だけのミキちゃん;パンクロックなカニかまぼこ)
著者等紹介
後藤正文[ゴトウマサフミ]
1976年静岡県生まれ。日本のロックバンド・ASIAN KUNG‐FU GENERATIONのボーカル&ギターを担当し、ほとんどの楽曲の作詞・作曲を手がける。ソロでは「Gotch」名義で活動。また、新しい時代とこれからの社会を考える新聞『THE FUTURE TIMES』の編集長を務める。レーベル「only in dreams」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Emperor
42
真似したくなるおもしろい言い回しがたくさん。お気に入りのものは諳んじて楽しみました。これからもずっとファンです、ゴッチ。2019/04/07
ばんだねいっぺい
29
「マジックディスク」のリリース後にこんなことがあったのか。湿気を好む白いモフモフやカサカサすばやい黒いあいつとの闘いはとても他人事ではなかった。音楽ソフトのアップデートと共にたくさんのお金に翼が生えることも知った。とにかく、文章がよい。音楽もだし、本もたくさん出してほしい。2019/12/14
ポップ
24
期待を裏切らないおかしさ。ひとりでビールかけをしたくなる最高な気分が反転する「白いモビルスーツ」、ホームセンター通いに繋がる「リアル・モフモフ」からして雲行きが怪しい。マイク保管に関する謎の用語「弟子ケイタ」、『Pro Tools』と『Cubase』をプロ目線で解説した「プロ技くん vs. キューちゃん」、ミキシング・コンソールの重要性を説く「僕だけのミキちゃん」など、音楽制作の現場に必要なアナログとデジタル機材の活用を垣間見ることができた。音楽に限らず、趣味も仕事も追求するには諭吉と要相談かしら。2022/01/07
KOPE
9
アジカンが好きなので。YOROZUも読んだけどエッセイ風だった分ゴッチ節が一層効いてた。 音楽機材のことが全く分からないから難しかったけどゴッチの持ち前の面白おかしい文体でサクッと読めた一冊。2019/09/25
えつ
7
アジカン・ゴッチのエッセイ。旦那の本。アジカン世代だから、ゴッチのエッセイ読めて嬉しい。とりあえず、天才すぎん???もうさ、文才がすごい。面白い。まったく飽きさせることなくすべてを読ませてくる。そして、読みながらの例えが面白くて、何の話をしているのか分からなくなる。それがまた面白くて良い。旦那が持ってるゴッチの他の本も読みたいなー。2024/10/06