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目次
第1部 目撃者(1521年‐1722年)
第2部 点と点をつなげる(1764年‐1778年)
第3部 彼らはなにを語るのか(1778年‐1920年)
第4部 科学の力(1920年‐1959年)
第5部 出帆(1947年‐1980年)
第6部 日々の進歩とともに(1990年‐2018年)
著者等紹介
トンプソン,クリスティーナ[トンプソン,クリスティーナ] [Thompson,Christina]
ハーバードレビュー誌エディター。ヴォーグ、アメリカンスカラー、ベスト・オーストラリアン・エッセイズなどにエッセイ、評論を執筆。全米人文科学基金パブリックスカラー賞、全米芸術基金およびオーストラリア芸術評議会など数々の研究奨励金を授与されている。アメリカとオーストラリア両方の国籍を持つ
小川敏子[オガワトシコ]
翻訳家。東京生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒業。小説からノンフィクションまで幅広いジャンルで活躍。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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サアベドラ
34
ヨーロッパ人による「発見」以来、長らく謎とされてきたポリネシアの人々のルーツが解き明かされていく過程を追ったポピュラー・ヒストリー。著者はハーヴァード・レビュー誌のエディターでノンフィクション作家。「未開の人々が計器もなしに遠洋航海を成功させたはずがない」という西欧人の偏見が、言語学や考古学、遺伝子研究などにより徐々に覆され、ついにポリネシア人伝来の航海術によって(厳密にはメラネシアの古老から伝わったものではあるが)遠洋航海を成功させ、祖先の偉業が証明される過程は感動的ですらある。2022/06/21
こうふく母
0
ノンフィクション作品で、聞き慣れない用語が出てきたり、読んでて、これ前にも出てきたけど何だっけ?を繰り返しながら読了。縄文人も船を操ったと見たこともあり、太平洋広範囲に住んでいるポリネシアンがどこから来てどう散らばっていったのか?を学術専門書を参考にしてまとめられている。興味のある人は一読の価値あり。2022/09/30
しかおおう
0
ポリネシアの歴史を丁寧に紐解く。残念ながら表紙にあったモアイについてはあまり触れられず、どのように人々が広大な海の島々に移住していったのかと、航海術を探る箇所が多い。それはそれで面白かった。2022/05/12