内容説明
たとえ死が視界に入ってきても、たとえ老いの坂の途中で自分を見失っても、残された時間を慈しみながら暮らす場所があればいい。自分を取り戻して、少しだけ前を向ける場所があればいい。暮らしを整えるケアとそれを包む住まい、環境、コミュニティ―ホームホスピスのテーマについて、意思決定支援やまちづくり、建築学など広い視野からとらえる。
目次
患者の意思決定を支援する(現場における意思決定支援;立ち止まる―意思決定支援はどこにある? ほか)
高齢社会を支えるまちづくり(人口、疾病、医療―変化する社会構造;八十歳を超える人に必要な医療 ほか)
空間のもつ力―マギーズという環境(日本にマギーズセンターをつくりたい;マギーズセンターの二つの柱 ほか)
ホームホスピスの環境調査 中間報告(建築から見たホームホスピスの三つの特徴;水平的な関係 ほか)
シンポジウム 空間のもつ力(ドゥーイング(doing)からビーイング(being)へ
改正された住宅セーフティネット法の概要と目的 ほか)