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内容説明
デレク―彼は私のことなど覚えていないだろうか、少女のころの憧れの人。ボートヤードに彼が来たとたん、ティークは十四年前と同じときめきを覚えた。大企業の御曹司であるデレクとは住む世界が違うと思い、恋心を告げることもなく、遠くからただ眺めるだけだった。あれほど夢中だった彼が今、目の前に立っている。「バドに会いに来たんだ。僕はデレク・テート」彼の声には温かみがあった。ティークの父バドはヨットの管理をするボートヤードを経営していたが、去年亡くなり、ニューヨークで会計士をしていた彼女が、一時的に引き継いでいたのだ。「あなたのことなら知ってるわ。お父様の会社の跡を継いだんでしょう。」けれど、彼の答えは意外なものだった。「いや、会社をやめて今は木工職人をしているんだ」
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