反ヘイト・反新自由主義の批評精神―いま読まれるべき“文学”とは何か

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反ヘイト・反新自由主義の批評精神―いま読まれるべき“文学”とは何か

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  • サイズ 46判/ページ数 432p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784909281128
  • NDC分類 904
  • Cコード C0095

内容説明

“批評”は停滞と閉塞を打ち破る。アイヌ民族・沖縄・原発などをめぐってSNSで欺瞞がはびこり、「極右」「オタク(萌え)」「スピリチュアル」な言説がもてはやされるなかで、気鋭の文芸批評家が放った渾身の“一矢”。

目次

1 ネオリベラリズムに抗する批評精神(真空の開拓者―大江健三郎の「後期の仕事」;「核時代の想像力」と子どもの「民話」―『はだしのゲン』への助太刀レポート ほか)
2 ネオリベラリズムを超克する思弁的文学(青木淳悟―ネオリベ時代の新しい小説;「饒舌なスフィンクス」からの挑戦状―青木淳悟『匿名芸術家』 ほか)
3 北方文学の探求、アイヌ民族否定論との戦い(小熊秀雄を読む老作家・向井豊昭を読む;夷を微かに希うこと―向井豊昭と木村友祐 ほか)
4 沖縄、そして世界の再地図化へ(沖縄の英文学者・米須興文の「二つの異なった視点」―主に『ベン・ブルベンの丘をめざして』収録文から考える;移動と語りの重ね書きによる世界の再地図化―宮内勝典『永遠の道は曲りくねる』)

著者等紹介

岡和田晃[オカワダアキラ]
1981年、北海道上富良野町生まれ。早稲田大学第一文学部卒。筑波大学大学院人文社会科学研究科で修士号を取得。文芸評論家、ゲームデザイナー、東海大学文芸創作学科非常勤講師。「「世界内戦」とわずかな希望―伊藤計劃『虐殺器官』へ向き合うために」で第五回日本SF評論賞優秀賞受賞(2010年度)。2014年、『北の想像力―“北海道文学”と“北海道SF”をめぐる思索の旅』(編集、寿郎社)で第三五回日本SF大賞最終候補。2016年、『破滅(カタストロフィー)の先に立つ―ポストコロニアル現代/北方文学論』で第五〇回北海道新聞文学賞創作・評論部門佳作。2015年の『アイヌ民族否定論に抗する』(共編著、河出書房新社)は広く話題となり、関連して、反ヘイトの評論・公演活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

11
ヨットは帆をうまく操れば、左右に切り返すことで結果的に風上へと進むことができる。著者の批評は抵抗を重視する逆張り戦略である。まぁ、〈虚飾とシニシズムが積み重なり、現実は閉塞に満ちている〉(まえがき)という認識を決意的に示すところからはじめるので、そう言い切っても構わないと思う。世で売れている悪い批評を「極右・オタク・スピリチュアル」とする。アヘンとしての宗教や、歴史修正主義はわかりやすいが、「オタク=サブカル(チャー)批評」、トリビアリズムと萌えの性差別、と書いている。ここは荒いなぁ。本文はこれから。2021/02/02

渡邊利道

4
SF的な方法で純文学を分析し、それによって現実に介入する思弁と実践が作品読解を通じて螺旋状に結びつく批評の本。氏の言う「批評としてのSF」がいかなるものかをかなり明快に表現している本だった。もしかするとこれまでの論集のなかでもっとも「初心者向き」の内容かもしれない。個人的には大江論、高橋和巳論、樺山三英論、青木淳悟論、木村友祐論などがとても面白かった。書き下ろしで沖縄の英文学者米須興文論が入っているのが注目される。2018/09/29

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