内容説明
吉田茂は占領軍への対応を間違えた。吉田茂の過ちによって日本は今も「吉田茂」の中にある。
目次
第1章 日米戦争を引き起こした原因はどこにあるか(昭和の戦争の原因は全て明治の時代にできていた;日米開戦の遠因としての直接原因;日米開戦の近因としての直接原因 ほか)
第2章 日本は終戦をどのように迎えたか―日米戦争終結に関わる諸問題(『宰相鈴木貫太郎の決断』の意義;昭和天皇の終戦への努力;ルーズベルトの強いた無条件降伏方式 ほか)
第3章 日本は占領をどのように受け入れたか―「吉田茂という病」の発症の構造(第二次世界大戦の中でのポツダム宣言;ポツダム宣言は日本の中でどのような意味が有ったか;自虐史観とは何だったか ほか)
著者等紹介
杉原誠四郎[スギハラセイシロウ]
昭和16年、広島県生まれ。城西大学、武蔵野女子大学(現武蔵野大学)教授歴任。現在、国際歴史論戦研究所会長。専門は教育学。東京大学大学院修士課程修了。修士(教育学)
波多野澄雄[ハタノスミオ]
昭和22年、岐阜県生まれ。筑波大学名誉教授、国立公文書館アジア歴史資料センター長。専門は日本政治外交史。慶応義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。防衛庁防衛研修所戦史部(現・防衛省防衛研究所戦史研究センター)所員、筑波大学助教授、教授、副学長、ハーバード大学客員研究員などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。