内容説明
瀬戸内海の小島を舞台に描く、「おなご先生」と十二人の教え子との心温まる交流の数々。出会いの歓び、別れの哀しみ、そして戦争の悲劇を力強く訴え、親から子へ読み継がれる不滅のベストセラー。
著者等紹介
小田切進[オダギリススム]
1924~1992年。文芸評論家。立教大学名誉教授。元・財団法人日本近代文学館理事長。元・県立神奈川近代文学館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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フロリゲン
5
小豆島壺井栄記念館で購入 初見だが話的にはこの世界の片隅でに近いものを感じる。 現地を回っていたので地理が手に取るようにわかった。 二十四の瞳映画村は教師志望の人たちの聖地になっているらしい。小豆島の中でもかなり田舎の方に入る。周りに本当に何もなく観光地として整えられる前までは本当に寒村だったのだと思う。作中に出てくる渡し船もあった。 映画村に近い坂手港と言うあまりメジャーでない所に泊まったが、目の前に壺井栄が勤務していた郵便局があり、ここに暮らしここをモデルとして小説を書いたのだと実感できる。2019/11/22
luckyair
2
小豆島を訪れたことがきっかけで、ちゃんと読んでみようとマンガ版からスタート。おそらく小説にあるような心情描写は省かれているだろうけど、話のあらすじをイメージとともに得るには十分だった。戦争の時代を過ごした先生と子どもたちの様子が、現代から見るとより対比されて浮かび上がるような気がした。次は小説や映画も見てみたい。★★★2017/05/08
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