出版社内容情報
日本漢方の泰斗、浅田宗伯の治験録『橘窓書影』に句読点を加え、段落分けし、訓読みを同定して読みやすくした。「方剤索引」付。
【著者紹介】
1995年、漢方の勉強会として宮崎市に発足。本草会という名称は茨城県「土浦本草会」より襲名。
内容説明
幕末から明治にかけて活躍した、浅田宗伯の治験録『橘窓書影』。その内容は、ただ単に治験例を提示するだけでなく、各疾患や治療法の他に、臨床上の注意事項、教訓を補足し、さらには難治例も掲載している。『句読点で読む橘窓書影』は、この『橘窓書影』を読みやすくするために、新たに句読点を入れ、段落分けし、訓読みを同定するなど工夫し、「新字旧仮名」を基本に編集。原著から逸脱しないようあえて現代語訳を避けた、まさに画期的な書である。また、「方剤索引」を付したので、処方を中心に読むのもよいかと思う。漢方の初学者のみならず、日々臨床で漢方治療に携わるすべての人の必読書。
目次
橘窓書影叙
橘窓書影序
栗園医訓五十七則
橘窓書影巻之一
橘窓書影巻之二
橘窓書影巻之三
橘窓書影巻之四
栗園自序